セメントクラフトでトレーを作る方法!浅い型で作る実用的で頑丈なトレイの制作手順
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
無骨でありながら洗練されたインテリアとして大人気のセメント雑貨。中でも、鍵置きやアクセサリートレイ、キャッシュトレイとして活躍する「セメントトレー」は、DIYやハンドメイド初心者にもおすすめのアイテムです。
しかし、いざ浅い型を使ってトレーを作ろうとすると、「型から外すときにパキッと割れてしまった」「表面がボロボロ削れてしまう」「水や油が染み込んで汚れないか心配」といった悩みにぶつかることがよくあります。薄くて浅いトレーは、深さのある植木鉢などと比べて強度のコントロールや扱い方に少しコツが必要です。
そこで今回は、浅い型を活用して、割れにくく実用的なセメントトレーを作るための全手順とテクニックを分かりやすく解説します!材料選びから配合の工夫、気泡の抜き方、そして長持ちさせるための防水コーティングまで、私が実践しているノウハウをすべてお伝えしますね。
セメントクラフトでトレーを作る魅力と浅い型の特徴
セメントクラフトの最大の魅力は、独特のずっしりとした重厚感と、素材ならではのスタイリッシュな質感です。プラスチックや木製にはない高級感があり、お部屋にひとつ置くだけで雰囲気が引き締まります。
特に「浅い型」を使ったトレーは、日常使いの実用品として非常に優秀です。玄関で鍵や時計をまとめるトレイにしたり、デスク周りの文房具置きにしたり、カフェ風のおやつトレイにしたりと用途は多岐にわたります。
ただし、浅い型は「底面の厚みが薄くなりやすい」という構造上の特徴を持っています。厚みが足りないと、乾燥時の収縮や型外しの際の力加減で簡単に割れてしまいます。実用的な強度を保ちつつ美しく仕上げるためには、正しい手順と知識が必要です。
トレー作りに必要な材料と道具
セメントトレー制作を始める前に、まずは必要な道具と材料を揃えましょう。セメントはアルカリ性が強いため、安全対策をしっかり行うことが成功への第一歩です。
基本の材料
- クラフト用セメント(または速乾性モルタル):きめが細かく、割れにくいものが適しています。
- 水:セメントと混ぜ合わせるための水道水です。
- トレー用の浅い型:シリコンモールド、またはプラスチック製の浅いトレー容器。
- セメント用着色剤(お好みで):顔料を混ぜることでグレー以外のカラーも作れます。
- 防水シーラー・コーティング剤:水分の染み込みや粉立ちを防ぐための仕上げ剤です。
- クッションフェルト(裏面用):家具への傷つきを防止するために底面に貼り付けます。
作業に必要な道具と安全保護具
- ゴム手袋またはニトリル手袋:アルカリ刺激から肌を守るために必須です。
- 粉塵マスク:乾燥したセメント粉を吸い込まないように着用します。
- 保護メガネ:撹拌時の跳ね返りから目を保護します。
- 計量カップ・デジタルスケール:水とセメントを正確に測ります。
- 撹拌用の容器とヘラ:プラスチックボウルや使い捨てカップ、スパチュラなど。
- サンドペーパー(耐水ペーパー):#240、#400、#800程度の目の粗さが異なるもの。
- 離型剤(またはワセリン・サラダ油):型離れを良くするために使います。
※安全上の注意:セメント粉は皮膚や目、呼吸器に刺激を与えます。必ず作業前にメーカーの説明書をよく読み、換気の良い場所でゴム手袋・粉塵マスク・保護メガネを正しく着用して作業を行ってください。
トレー作りに適した浅い型の選び方と準備
トレー制作の成否は「型の選定」で8割が決まると言っても過言ではありません。浅いトレーを作る場合、主に2つのタイプの型が存在します。
シリコンモールドを使う場合
初心者の方に一番おすすめなのが、市販のセメント用シリコンモールドです。柔軟性があるため、硬化した後の型外しが非常にスムーズで、角が欠けるリスクを大幅に減らせます。
シリコン型を選ぶ際は、底面の厚みが少なくとも「8mm〜10mm以上」確保できるデザインを選んでください。5mm以下の薄すぎるトレーは、どれだけ慎重に作業しても日常の使用で割れる可能性が高くなります。
プラスチック容器や手作りの型を使う場合
100円ショップで手に入る浅い整理トレーや食品保存容器、あるいは厚紙とテープで作った自作型も利用できます。プラスチック型は変形しにくいため、直線的でシャープな美しいトレーが作れます。
ただし、固いプラスチック型は離型が難しいため、あらかじめ内側全体に「離型剤」を均一に塗っておくことが必須です。スプレータイプのシリコン離型剤や、薄く塗ったワセリンが非常に効果的です。
割れを防ぐ!セメントの適切な配合と混ぜ方
浅いトレーを丈夫に作るためには、セメントと水の配合比率が極めて重要です。水分が多すぎると強度が著しく低下し、乾燥後にひび割れや粉立ちの原因になります。逆に水分が少なすぎると、浅い型の隅々までセメントが行き渡らず、大きな空洞ができてしまいます。
最適な配合比率の考え方
一般的なクラフト用セメントの場合、セメント重量に対して水の量は約15%〜20%前後が適量です。ただし、使用するセメント製品のパッケージに記載されている指定の配合比率を必ず最優先してください。
私のおすすめは、ほんの少し固めの「とろみのあるポタージュ状」を目指すことです。サラサラの液体状にしてしまうと、見た目は滑らかになりますが強度が激減します。
ダマをなくす撹拌の手順
- 容器にまず指定量の「水」を入れます(水にセメントを加える順番のほうがダマになりにくいです)。
- 計量したセメント粉を少しずつ加えながら、ヘラで速やかに混ぜ合わせます。
- 容器の底やフチに溜まった未乾燥の粉をしっかり削ぎ落とし、全体が均一になるまで約2〜3分間ねっとりと練り混ぜます。
- 気泡が入らないよう、ヘラを急激に激しく動かさず、押し潰すように混ぜるのがポイントです。
流し込みから気泡抜きまでの実践テクニック
セメントが均一に混ざったら、いよいよ型へ流し込む作業に入ります。浅い型は面積が広いため、中央だけに流し込むと端まで届く前に固まり始めることがあります。
均一に流し込む手順
混ぜ合わせたセメントを、型の中心からゆっくりと注ぎ入れます。型を少し傾けたり、ヘラを使って四隅まで優しく誘導してあげましょう。
このとき、トレーの「縁(リム)」の部分までしっかりセメントが行き届いているか確認してください。浅いトレーの場合、縁の部分が薄くなりやすく、欠けの原因になります。
徹底的な気泡抜きの方法
セメントクラフトの出来栄えを左右するのが「気泡抜き」です。特に浅いトレーは底面の表面積が広いため、小さな泡が表面に残るとぽつぽつとした穴(ピンホール)として目立ってしまいます。
- トントン叩く:型を敷いた作業台ごと、下からトントンと軽く20〜30回叩きつけます。振動で底に溜まった気泡が表面に浮かんできます。
- 側面を振動させる:マッサージ器や電動歯ブラシの柄などを型の外側に当てることで、細かい振動を与えて気泡を効率よく潰すことができます。
- 表面の泡を潰す:表面に浮いてきた気泡は、つまようじやヘラでつつくか、ドライヤーの弱い風をあてて潰します。
気泡が抜けたら、最後に型のフチに合わせて定規やヘラを滑らせ、底面(完成時の裏側)を平らに均しておきます。
乾燥時間と失敗しない型外しのコツ
流し込みが終わったら、風通しの良い水平な場所で静置して乾燥させます。ここで焦るのが最大の失敗のもとです!
十分な養生時間を確保する
速乾性セメントであっても、浅いトレーの場合は最低24時間は触らずに放置してください。表面が乾いて色が変わっているように見えても、内部の水和反応が完了しておらず、非常に脆い状態です。
室温が低い冬場や湿度が高い時期は、48時間以上しっかり養生させるのが安全です。しっかり時間を置くことで、強度が飛躍的に高まります。
割らずに外すテクニック
型から外すときは、力任せに引っ張ってはいけません。シリコンモールドの場合は、外側のフチを全周にわたって優しくめくり、型とセメントの間に空気を入れます。
プラスチック型の場合は、型をひっくり返して裏側から手のひらで均等にぽんぽんと叩くか、型の端を少しだけ外側に開くようにして空気の隙間を作ります。無理にこじ開けようとするとトレーが中央から真っ二つに割れるため、少しずつ慎重に行いましょう。
実用性を高める表面仕上げと防水処理
型から外したばかりのセメントトレーは、フチが尖っていたり、表面に微細な粉がついたりしています。日常使いの実用品に仕立てるために、ここから「研磨・コーティング・裏面処理」を行います。
水研ぎ(サンディング)で滑らかにする
耐水ペーパーを使って表面と角を整えます。セメントの研磨は粉塵が舞いやすいため、トレーとペーパーを水で濡らしながら磨く「水研ぎ」がおすすめです。
- まず#240程度のペーパーで、バリ(飛び出た部分)や鋭利な角を丸めます。
- 次に#400〜#800の細かいペーパーに切り替え、全体の表面を滑らかに撫でるように磨きます。
- 磨き終わったら水で固く絞った布でセメントの粉を綺麗に拭き取り、完全に乾かします。
防水・防汚コーティングを施す
セメントは多孔質(微細な穴がたくさん開いている状態)のため、そのまま使うと水滴や油分、埃が染み込んで取れなくなります。実用品として使うなら防水・コーティング処理が不可欠です。
使用する用途に合わせて、適切な仕上げ剤を選びましょう。
- 浸透性コンクリートシーラー:セメント本来のマットな質感や風合いを残したまま、水や汚れを強力に弾くようになります。
- 水性ウレタンニス(ツヤ消し):表面に薄い保護膜を作り、擦れに強い頑丈な仕上がりになります。お手入れも簡単です。
- みつろうワックス(蜜蝋):ナチュラルな光沢と温かみが生まれ、使うほどに味わいが出ます。
塗料やシーラーは一度に厚塗りせず、薄く塗って乾かし、2〜3回重ね塗りするのが美しく仕上げるコツです。
底面にクッションフェルトを貼る
完成したセメントトレーを直接木製のテーブルや棚に置くと、セメントの硬さによって家具に細かい傷がついてしまいます。
トレーの裏面の形に合わせてカットした粘着付きのフェルトシート(または丸型のクッションゴム)を貼り付けましょう。これにより、家具への傷防止になるだけでなく、置いた時のカチッという静かな音と安定感が生まれ、一気に売り物のようなクオリティに仕上がります。
浅いセメントトレー制作でよくある失敗と解決策
最後に、初心者が直面しやすいトラブルと私流の解決法をまとめました。
Q. 型から外すときにトレーの端が欠けてしまう
原因は「乾燥不足」または「トレーの縁が薄すぎる」ことです。乾燥時間をプラス1日延ばすか、流し込む際に縁の部分が最低でも8mm以上の厚みになるようセメントの量を調整してください。
Q. 表面にぽつぽつと大きな穴がたくさん開いている
流し込んだ後の気泡抜きが不足しています。型をトントン叩くだけでなく、手で型を少し持ち上げて作業台に軽くトントンと落とすような振動を与えることで、小さな気泡も浮き上がってきます。
Q. 乾いた後に表面から白い粉がずっと出てくる
これはセメント特有の「粉立ち」現象です。水研ぎで表面の不純物をしっかり洗い流した後、水性ニスやコンクリートシーラーを塗布して表面を封止(コーティング)することで完全に防ぐことができます。
まとめ
セメントクラフトで作る浅いトレーは、ポイントさえ押さえれば初心者でもかんたんに頑丈でスタイリッシュな実用品を作ることができます。
もう一度、成功のための重要なステップをおさらいしておきましょう。
- 厚み8mm〜10mm以上を確保できる浅い型を選ぶ
- セメントと水の配合はメーカー指定通りに正確に測り、固めのポタージュ状にする
- 流し込んだ後は振動を与えてしっかり気泡を抜く
- 最低24時間以上(できれば48時間)しっかり乾燥させてから型から外す
- 水研ぎ後にシーラーやニスでコーティングし、裏面にフェルトを貼る
手作りのセメントトレーは、日常の何気ない空間をおしゃれに彩ってくれるステキなアイテムです。ぜひお好みの型を使って、自分だけのオリジナルセメントトレー作りを楽しんでみてくださいね!
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ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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