あみぐるみ

あみぐるみを編むための基本技法を徹底解説!輪の作り目から細編み・増し目・減らし目までマスターするステップ

yassy

こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)

コロンとした丸いフォルムが愛らしいあみぐるみ。お店やSNSで見かける素敵な作品を目にして、「自分でも可愛いあみぐるみを作ってみたい!」と思ったことはありませんか?

あみぐるみは、かぎ針編みの基礎知識さえ身につければ、初心者でも確実に立体作品を作り上げることができる素晴らしいクラフトです。一見すると複雑に見える球体や動物のパーツも、実はたった数種類の「基本の編み技法」の組み合わせだけで編まれています。

今回は、あみぐるみ制作の土台となる編み始めの「輪の作り目」から、中心となる「細編み(こまあみ)」、パーツの形を作る「増し目(ましめ)」や「減らし目(へらしめ)」まで、基本技法をわかりやすく丁寧に徹底解説します!初心者がつまずきやすいポイントや失敗を防ぐコツもたっぷり盛り込みましたので、ぜひ手元に毛糸とかぎ針を用意して挑戦してみてくださいね。

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あみぐるみ編みの基本構造とかぎ針の持ち方

あみぐるみ作りの第一歩として、まずは作品がどのような構造でできているのか、そして基本となる手元の扱い方をしっかり理解しておきましょう。

あみぐるみのパーツ(頭、胴体、手足など)のほとんどは、中心の小さな「輪」からスタートし、外側に向かってぐるぐると円を描きながら立体的に編み進めていきます。平面の編み物とは異なり、筒状や球体を作るのがあみぐるみの最大の特徴です。

編み技法の9割以上を占めるのが「細編み(こまあみ)」という基本的な編み目です。細編みは密度の高いしっかりとした編み地を作ることができるため、中に詰める綿(わた)が透けたり飛び出したりするのを防ぐのに最も適しています。

最初にかぎ針の持ち方を確認しましょう。持ち方には主に「ペン持ち(鉛筆のように持つ)」と「ナイフ持ち(上から包み込むように握る)」の2種類があります。

日本国内ではペン持ちが主流ですが、どちらの持ち方でも作品の仕上がりに問題はありません。自分が最も力を入れやすく、手が疲れにくい持ち方を選んでください。私自身は細かい力の調整がしやすいペン持ちを愛用しています。

糸の掛け方も重要です。左手の小指と薬指の間に糸を通し、人差し指の背にかけて中指と親指で編み地を押さえます。人差し指をピーンと立てすぎず、軽く曲げた状態で糸の張りを一定に保つのが、美しい編み目を揃えるためのコツです。

また、あみぐるみの編み地には「表目(おもてめ)」と「裏目(うらめ)」があります。編んでいる最中、自分から見て手前に見えている面が「表目」です。

編み進めると編み地が自然とお椀型にしなってきますが、このときに表目が外側(作品の表面)になるように維持してください。ここを反対にして裏目を外側にしてしまうと、編み目の見た目や手触りが変わり、パーツの形も崩れやすくなります。

ステップ1:編み始めの超基本「輪の作り目」の編み方

あみぐるみを編む際、ほぼすべてのパーツのスタート地点となるのが「輪の作り目(わのつくりめ)」です。

通常の編み物のような鎖編みの作り目とは異なり、糸で作った輪の中に編み目を編み入れ、最後に糸端を引いて中央の穴をキュッと隙間なく絞り込む技法です。この輪の作り目をきれいにマスターすることが、完成度の高いあみぐるみを作る第一関門となります。

具体的な手順を順番に解説します。

初心者が最も失敗しやすいのが、8の工程で糸端を無理やり強く引っ張りすぎて、糸が引っかかって動かなくなってしまうケースです。

糸端を引いたときに「どの糸が反応して縮んだか」を落ち着いて観察し、先に縮んだ方の糸を引っ張って中心を固めるのが成功の絶対法則です。

もし糸を引き絞るときに固くて動かない場合は、細編みを編み入れる際に輪の糸を強く押し潰してしまっている可能性があります。編み入れるときは、輪の糸を締め付けすぎないよう、余裕を持って針を動かしましょう。

私の場合、慣れるまでは構造が見えやすい滑らかな太めのコットン糸を使って、輪の引き締めだけを何度も練習しました。最初に練習しておくと、本番でモヘアや細い毛糸を使うときにも迷わずできるようになります!

ステップ2:すべての土台となる「細編み(こまあみ)」の正しい編み方

輪の作り目ができたら、いよいよあみぐるみのメイン技法である「細編み(こまあみ)」に入ります。

細編みはシンプルですが、針を入れる位置や糸の引き出し方によって編み地の固さや美しさが大きく左右されます。正しい手順と美しい目の揃え方をしっかり身につけましょう。

細編みの基本的な手順は以下の通りです。

ここで初心者が絶対に知っておくべき重要なポイントがあります。それは「前段の頭の糸を必ず2本とも拾う」ということです。

慣れないうちは、Vの字になっている糸の手前1本だけ、あるいは奥の1本だけをすくってしまうミスが非常に多く発生します。1本だけすくう編み方は「すじ編み」という別の技法になってしまい、編み地に横線が入ったり伸びやすくなったりしてしまいます。必ずV字の2本の糸の下へ針を通すよう意識してください。

また、細編みを編むときの「手の力加減(テンション)」もあみぐるみ特有の重要要素です。

服やマフラーを編むときはふんわりと柔らかく編むのが良しとされますが、あみぐるみの場合は「ややきつめ・均一」に編むのが正解です。編み目が緩いと、後から中に綿を詰めたときに編み目が押し広げられ、中の白い綿が丸見えになってしまいます。

かといって、手がガチガチにきつすぎると針が穴に通らなくなり、手首や指を痛める原因になります。針を引き出したときに、かぎ針の太さ(軸の太さ)と同じくらいのループの大きさをキープしながら、一定のテンションで整えて編み進めましょう。

ステップ3:パーツを大きく広げる「増し目(ましめ)」の編み方

輪の作り目から始めて、パーツをどんどん大きく太くしていくために使うのが「増し目(ましめ)」という技法です。

あみぐるみにおいて増し目とは、基本的に「1つの編み目に対して細編みを2回編み入れること」を指します。あみぐるみの編み図では「細編み増し目」や「増し目」と表記されます。

具体的には、1目目に通常通り細編みを1目編んだ後、隣の目に行かず、今編んだのと「まったく同じ穴(前段の同じ頭)」にもう一度かぎ針を刺して、2目目の細編みを編みます。

これにより、前段で1目だった場所から2つの編み目が生み出され、全体の目数が1目増えることになります。

きれいな円形や球体を作るときには、規則正しい増し目の計算が使われます。例えば、1段目を輪の作り目6目でスタートした場合の一般的な増し目パターンを見てみましょう。

このように、段を重ねるごとに「増し目と増し目の間の普通の細編みの数」を1目ずつ増やしていくことで、きれいな平らな円や球体の上半分のカーブが形作られていきます。

ここで初心者が陥りやすい失敗が、「きれいな丸にならずに、カクカクとした六角形になってしまう」という現象です。

毎段まったく同じ位置(各グループの最後など)で増し目を行っていると、増し目をした場所だけが外側に少し突き出るため、角ができて多角形になってしまいます。

角のない滑らかな球体を作りたいときは、増し目をする位置を偶数段などで少しずつずらして編むのがプロも使うテクニックです。編み図の指示に慣れてきたら、増し目の位置をばらけさせる意識を持つと、作品のクオリティが格段にアップします。

ステップ4:パーツをキュッとすぼめる「減らし目(へらしめ)」の編み方

球体の下半分を作ったり、動物の手首や足先、首元などを細くすぼめたりする際に使用するのが「減らし目(へらしめ)」です。

減らし目とは「2つの編み目を1つにまとめて目数を減らす技法」のことです。かぎ針編みの一般的技法としては「細編み2目一度(こまあみにもくいちど)」と呼ばれます。

まずは基本となる一般的な減らし目の手順を確認しましょう。

この標準的な減らし目でも十分にすぼめることができますが、あみぐるみ作りにおいて非常に役立つ特別なテクニックがあります。それが「見えにくい減らし目(インビジブル・ディクリーゼ)」と呼ばれる美しい減らし目技法です。

標準的な減らし目を行うと、どうしても編み地が少し厚くなったり、すくった目の根元に小さな隙間が空いて中の綿が見えやすくなったりします。しかし、インビジブル・ディクリーゼを使うと、減らし目をした場所がどこかわからないほど平らで美しい編み地に仕上がります。

インビジブル・ディクリーゼ(見えにくい減らし目)の手順は以下の通りです。

編み地の表側の糸だけを軽やかにすくってまとめるため、裏側に隙間がまったく生まれず、表面もでこぼこしません。

あみぐるみの制作では、このインビジブル・ディクリーゼを一度覚えると手放せなくなります。私自身もあみぐるみを編む際は、すべての減らし目をこの技法で行っています。ぜひマスターしてくださいね!

ステップ5:段のつなぎ方と螺旋編みの違いを理解する

あみぐるみを編む上で、多くのかぎ針編み初心者が混乱しやすいのが「段の終わりと始まりの処理」です。

編み物には「段ごとに引き抜き編みをして立ち上がる編み方」と、「立ち上がりを作らずにぐるぐると螺旋状に編み進める編み方」の2パターンが存在します。

結論からお伝えすると、あみぐるみでは「立ち上がりを作らない螺旋(らせん)編み」が最も一般的かつ綺麗に仕上がります。

2つの編み方の決定的な違いを把握しておきましょう。

引き抜き編みと立ち上がりを作る方法

1段編み終わるごとに、その段の最初の目に「引き抜き編み」をし、続いて「鎖編み1目」を編んで次の段へ進む方法です。

この方法は各段の高さが水平に揃うというメリットがありますが、引き抜き編みをした接合部分が縦一直線に筋(スジ)となって残ってしまいます。あみぐるみのような立体物では、この筋が目立つと見た目の美しさを損ねる原因になります。

立ち上がりを作らない螺旋(らせん)編み

1段目が終わったら引き抜き編みをせず、そのまま1段目の最初の目に直接2段目の最初の細編みを編み入れる方法です。途切れなくぐるぐると渦巻き状に上へ登っていきます。

編み地に継ぎ目の筋が一切できないため、どこから見てもつるんと綺麗な見た目に仕上がるのが最大の特徴です。そのため、あみぐるみの本やレシピのほとんどがこの螺旋編みを前提に作られています。

ただし、螺旋編みにはたったひとつ大きな注意点があります。それは「今どこが段の切り替わり(1目目)なのか分からなくなりやすい」ということです。

境目がないため、無心で編んでいると「今何目めを編んでいるのか」「どこで次の段に入るのか」を見失ってしまいます。

このトラブルを防ぐための絶対的な必須アイテムが「段数マーカー(または目印の糸)」です。

新しい段の「最初の1目」を編んだら、すかさずその編み目の頭に段数マーカーをカチッと引っ掛けます。ぐるっと1周編んできてマーカーが付いている場所にたどり着いたら、「あ、ここから次の段だな」と一目で分かります。

次の段の1目を編んだら、マーカーを外して新しい1目に付け直す。この作業を毎段徹底するだけで、目数のカウントミスや段のズレは100%防止できます!

あみぐるみのきれいな立体を作るための編み地のコツ

基本技法(輪の作り目・細編み・増し目・減らし目)を覚えたら、さらに作品の仕上がりをプロっぽく、美しく整えるための「仕上がり向上テクニック」を押さえておきましょう。

毛糸に対して「標準より1〜2号小さめ」のかぎ針を選ぶ

毛糸の帯(ラベル)には「適合かぎ針:5/0号〜6/0号」といった推奨サイズが記載されています。服やモチーフを編むときはラベル通りの針で問題ありませんが、あみぐるみを編む場合はラベル指定よりも「1号〜2号小さいかぎ針」を使用するのが鉄則です。

例えば5/0号推奨の毛糸であれば、あみぐるみでは4/0号や3/0号を選択します。針を小さくすることで編み目がキュッと詰まり、綿をパンパンに詰めても型崩れせず、編み目の隙間から綿が見えない強固な編み地に仕上がります。

毎段の終わりで「目数チェック」を怠らない

あみぐるみ作りで最も切ない失敗は、パーツを編み終わって綿を詰めた後に「あれ?形が変だな…」と気づき、解いて確認したら数段前で目を飛ばしていた、というパターンです。

編み図には「3段目:18目」「4段目:24目」というように、各段の終わりの合計目数が必ず書かれています。面倒に思えても、1段編み終わるごとにマーカーの位置まで戻って「1、2、3…」と編み目の頭を数える習慣をつけてください。

もし目数が合わない場合は、その段のどこかで「増し目を忘れた」「同じ目に2回刺してしまった」「最後の目を編み飛ばした」のいずれかが起きています。気づいた時点でその段だけ解いて修正するのが、結果的に一番早く綺麗な作品を完成させる近道になります。

パーツを編み終えた後の「糸端の残し方」

あみぐるみのパーツ(耳や手足など)を編み終わって糸を切る際、糸端を短く切りすぎないように注意しましょう。

あみぐるみは最終的に、編み上がった各パーツを胴体や頭に「とじ針」を使って縫い合わせて組み立てます。そのため、パーツの編み終わりには縫い付け用として「15cm〜20cm程度」の長めの糸端を残して切るのが基本です。

パーツごとに糸端を残しておけば、わざわざ縫い合わせ用の新しい糸を用意する必要がなく、そのままスムーズに組み立て作業に移行できます。

あみぐるみの基本編み方まとめ

今回は、あみぐるみを作る上で欠かせない基本的な編み方と必須テクニックを詳しく解説しました。

あみぐるみ作りの基本技法は、まとめると以下の通りです。

一見ハードルが高そうに思えるあみぐるみですが、使われている技法自体はとてもシンプルで、繰り返し練習すれば誰でも指先が自然と動くようになります。

最初は小さな丸い球体を1つ編むだけでも、「自分の手で立体的な形を作り出せた!」という大きな感動と達成感が味わえますよ。

まずは小さくてシンプルなパーツからチャレンジして、自分だけの可愛いあみぐるみ作りをぜひ楽しんでみてくださいね!

記事をSNSやラインで友達に紹介していただければ、とても嬉しくはげみになります!

ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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