エポキシレジンの着色剤の種類と選び方!失敗しない調合のコツと作品別の仕上げ方
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
透明感が魅力のエポキシレジン(2液性レジン)ですが、色をつけることで表現の幅がぐっと広がります。海のようなクリアブルー、高級感あふれるマーブル模様、あるいはマットでおしゃれなニュアンスカラーなど、思い通りの作品を作れるのが着色の醍醐味です。
しかし、いざ着色剤を選ぼうとすると「UVレジンと同じ着色剤でいいの?」「液体と粉末のどちらを選べばいいの?」と迷う初心者の方はとても多いです。実は、エポキシレジンはUVレジンとは化学的な性質が異なるため、着色剤の選び方を間違えると「固まらない」「表面がベタつく」といった致命的な失敗につながります。
そこで今回は、エポキシレジンに適した着色剤の種類、それぞれの特徴、作品に応じた選び方のコツを詳しく解説します。私が実際に試して分かった失敗しない調合のポイントもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んで作品づくりに役立ててください!
エポキシレジンとUVレジンの着色剤は違う?知っておくべき基礎知識
ハンドメイドショップに行くと「レジン用着色剤」がたくさん並んでいます。ここで最初に知っておくべきなのは、UVレジンとエポキシレジン(2液性レジン)での着色剤の相性です。
結論から言うと、市販されているレジン用着色剤の多くは両用タイプですが、エポキシレジンならではの注意点が存在します。UVレジンとエポキシレジンの違いを正しく理解することが、美しい作品づくりの第一歩です。
硬化時間の違いが着色剤に与える影響
UVレジンは紫外線(LED光)を当てることで数分で固まります。一方、エポキシレジンは主剤と硬化剤を混ぜ合わせ、化学反応の熱によって数時間から丸一日かけてじっくり硬化します。
この「硬化に時間がかかる」という特徴が、着色において非常に重要な意味を持ちます。時間がかかる分、密度の重い着色パウダーが底に沈んだり、液体着色剤の成分が分離したりする現象が起こりやすいのです。そのため、長時間均一な状態を保てる着色剤を選ぶ必要があります。
水分と油分はエポキシレジンの大敵
エポキシレジンは非常に繊細な化学物質です。調合する着色剤の中に「水分」や「特定の油分」が含まれていると、硬化反応が阻害されます。
水性塗料や水性絵の具、水分を多く含むアクリル絵の具を混ぜると、レジンが濁ったり、何日経っても固まらない「硬化不良」を引き起こします。必ずレジン専用として販売されている着色剤、または無水・油性の顔料を使用してください。
エポキシレジンに使える着色剤の種類と特徴
エポキシレジンの着色に使われる道具は、大きく分けて「液体タイプ(リキッド・インク)」と「パウダータイプ(粉末)」の2種類があります。それぞれの質感や使い勝手を解説します。
1. 液体タイプ(リキッド着色剤)
初心者に最もおすすめなのがボトルに入った液体タイプの着色剤です。ボトルから1滴ずつ垂らして使えるため、濃さの調整がとても簡単です。
液体タイプの中には「染料系」と「顔料系」があります。
- 染料系リキッド:レジン液に完全に溶け込み、高い透明感を保ちます。ステンドグラスのような透け感を出したいときに最適です。
- 顔料系リキッド:レジン液の中に微粒子として分散します。不透明でしっかりとした発色になり、色むらが出来にくいのが特徴です。
また、近年人気を集めている「アルコールインク」も液体タイプの一種です。エポキシレジンの上に垂らすと、ふわっと色が広がり、幻想的なペトリフィルムアートや波模様を作り出せます。
2. パウダータイプ(マイカパウダー・顔料粉末)
粉末状の着色剤は、液体には出せない独特の質感や輝きを表現するのに欠かせません。
代表的なのが「マイカパウダー(雲母粉)」です。天然鉱物や天然雲母を細かく砕いた粉末で、パールのような真珠光沢や、キラキラとしたメタリック感を作品に与えてくれます。リバーテーブルの川部分や、鉱物風のレジン作品に欠かせないアイテムです。
もう一つは「マット系顔料パウダー」です。光沢のない純粋な色粉で、レジンをしっかり不透明に染め上げることができます。
3. ペースト・固形タイプ
高濃度の顔料をペースト状にしたもので、少量でも極めて濃く不透明に発色します。大きなインテリア家具や厚みのある巨大な造形物を作るときに用いられます。かなり濃縮されているため、微小な量で色調整をする技術が必要です。
作品のイメージ別!失敗しない着色剤の選び方
着色剤の種類が分かったところで、自分が作りたい作品にはどの着色剤を選べばよいのかを整理しましょう。狙った仕上がりに合わせて選ぶのが成功の近道です。
透明感のある澄んだ色にしたい場合
向こう側が透けて見えるクリアな作品や、グラデーションを生かした海のアクセサリーを作りたい時は「染料系のリキッド着色剤」を一択で選んでください。
爪楊枝の先にちょんとつけるくらいの極微量から混ぜ合わせていくと、濁りのない非常に綺麗な透明カラーが作れます。
くっきり不透明で深みのある色にしたい場合
木材と合わせるウッドレジンや、重厚感のあるコースター、幾何学模様のパーツを作りたい時は「顔料系のリキッド」または「マット顔料パウダー」を選びます。
透け感を完全に消すことで、作品に存在感とシックな高級感が生まれます。
輝きや高級感のあるマーブル模様を出したい場合
宇宙や鉱物、高級ホテルにあるような大理石風の質感を出したい時は「マイカパウダー」を選んでください。
マイカパウダーはエポキシレジンの粘度によって固まるまでに優しく流動するため、固まった後に自然で優美な模様が浮き上がります。1色だけでなく、クリアカラーのレジンと組み合わせることで何層もの立体感が表現できます。
初心者が陥りやすい!着色時の失敗パターンと対策
「説明書通りに混ぜたはずなのに失敗してしまった…」というご相談をよくいただきます。エポキシレジンの着色でよく起こる失敗には明確な原因があります。予防策をしっかり確認しておきましょう。
失敗1:レジンが固まらない(硬化不良)
着色時の失敗でダントツで多いのが「硬化不良」です。数日経ってもゴムのように柔らかかったり、表面がベタベタしたまま固まりません。
最大の原因は「着色剤の入れすぎ」です。レジン液に対して加えてよい着色剤の量は、全体重量の「1%〜3%以内」が鉄則です。色を濃くしたいからといって着色剤を大量に入れると、主剤と硬化剤の反応が妨げられて絶対に固まらなくなります。
色を濃くしたい場合は、着色剤を増やすのではなく、元から発色の強い顔料系の着色剤に切り替えてください。
失敗2:ダマが残って斑点(はんてん)ができる
パウダータイプの着色剤を使う際によくある失敗です。レジンの中に粉末のダマが残り、完成した作品に粒粒のダマが目立ってしまいます。
対策として、いきなり大量のレジン液に粉末を投入してはいけません。少量のレジン液(小さじ1程度)を別容器に取り、そこにパウダーを入れてペースト状になるまでしっかり練り潰します。その後に残りのレジン液と混ぜ合わせることで、ダマのないなめらかな仕上がりになります。
失敗3:大量の気泡が抜けない
着色剤を混ぜる時に焦って激しくかき混ぜると、細かな気泡が無数に発生します。エポキシレジンはUVレジンより粘度が高い場合が多く、一度入った微小な泡は自然には抜けません。
調合する際は、撹拌棒(調理用のスパチュラやシリコンスティック)をカップの底と側面に滑らせるようにして、静かにゆっくりと往復させるのがコツです。泡を巻き込まない丁寧な動作を意識してください。
【実体験】私ならこう選ぶ!作品別の着色テクニック
私自身、これまでたくさんのエポキシレジン作品を作ってきました。ここからは「私ならこの材料と方法で着色する!」という実践的なアイデアと調合テクニックをご紹介します。
海アート(オーシャンレジン)を作る場合
パネルの上に波を表現する海アートを作るなら、色の重ね方が重要です。
- 深い海(奥):不透明な顔料系リキッドのディープブルー
- 浅瀬(手前):透明感のある染料系リキッドのエメラルドグリーンやターコイズ
- 波の白泡:高濃度のホワイト顔料ペーストまたはホワイトパウダー
浅瀬部分に透明感を残し、波のホワイトを完全不不透明にすることで、本物の海のようなリアルな奥行きが生まれます。波の白いレジンには、ほんの少量マイカパウダーを混ぜておくと、光に当たった時にキラキラと輝いて一段と美しく仕上がります。
くすみカラー・ニュアンスカラーを作る場合
最近人気の落ち着いた北欧風カラーやくすみ系カラーを作りたい時は、原色のリキッド着色剤に「微量の不透明ホワイト」と「ごくごく微量のグレーまたはブラウン」をブレンドします。
原色だけだと鮮やかすぎて子供っぽい印象になりますが、ホワイトを入れることでミルキーさが出、ブラウンを爪楊枝の先でほんの少しだけ足すことで絶妙なおしゃれ感を引き出せます。この微調整ができるのも自分で調合する楽しさです。
エポキシレジンと着色剤を安全に扱うための注意点
エポキシレジンや着色剤は、美しいクラフトを楽しめる素晴らしい素材ですが、化学薬品であるという意識を忘れてはいけません。安全に作業を行うために、必ず以下のルールを守ってください。
換気と保護具の着用を徹底する
エポキシレジンは主剤と硬化剤を混ぜる際に、目に見えない有機ガスが発生します。また、微細なマイカパウダーや顔料粉末は、作業中に空気中に舞い上がりやすいです。
作業をする際は、必ず部屋の窓を2箇所以上開けるか換気扇を回し、空気の流れを作ってください。また、皮膚に直接レジン液が付着するとアレルギーを引き起こすリスクがあるため、ニトリル手袋を着用し、粉塵やガスを吸い込まないよう保護マスクを装着しましょう。
メーカーの説明書を必ず確認する
エポキシレジンや着色剤は、メーカーやブランドごとに推奨される配合比率、可使時間(固まり始めるまでの時間)、最高温度などが異なります。
「知っているから大丈夫」と自己判断せず、新しい材料を使う際は必ず製品に記載されている注意書きや説明書をしっかりと読んでから作業を開始してください。
まとめ:着色剤の特性を知って理想のエポキシレジン作品を作ろう
今回は、エポキシレジンの着色剤の種類と選び方について詳しく解説しました。
透明感を出したいなら染料系リキッド、しっかり発色させたいなら顔料系、きらめく高級感が欲しいならマイカパウダーと、目的に応じて使い分けることが成功の秘訣です。そして何より「着色剤は全体量の1〜3%以内にとどめる」という基本を守れば、硬化不良に悩まされることもなくなります。
最初は扱いやすい液体タイプのリキッドから始めて、慣れてきたら複数の着色剤やパウダーをブレンドして、あなただけのオリジナルカラーを作ってみてくださいね!
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ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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