ハーバリウムオイルの種類と選び方!ミネラルとシリコーンの違いを徹底解説
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
みずみずしく美しい花々を瓶の中で閉じ込めるハーバリウム。インテリアやギフトとしても大人気のクラフトですよね。ボトルの中に専用のオイルを注ぐだけで、お花の色鮮やかな表情が長期間楽しめるのが最大の魅力です。
しかし、いざハーバリウムを作ろうとして資材ショップやネット通販を見ると、「ミネラルオイル(流動パラフィン)」や「シリコーンオイル(シリコンオイル)」といった異なる種類の専用オイルが並んでいて、どれを選べば良いのか迷ってしまう方が非常に多いです。
「オイルなんてどれも透明だし、安ければ何でもいいのでは?」と思って適当に選んでしまうと、時間が経ったときにお花の色が溶け出したり、冬場にオイルが濁ってしまったりと、残念な失敗につながります。
そこで今回は、ハーバリウム作りに不可欠なオイルの種類とそれぞれの特徴、仕上がりに差がつく選び方のコツを詳しく解説します!初心者が陥りがちな失敗パターンや安全な取り扱い方法もあわせて紹介するので、ぜひ作品作りの参考にしてくださいね。
ハーバリウムオイルの基本的な役割とは?
まずは、なぜハーバリウムに「専用のオイル」が必要なのか、その基本的な役割を整理しておきましょう。
ハーバリウムオイルの最も大きな役割は、瓶に入れたドライフラワーやプリザーブドフラワーを酸化や空気中の湿気から守り、美しい状態を長期間キープすることです。お花を空気から遮断することで、劣化や埃の付着を防ぐことができます。
さらに、オイルには「光を反射・屈折させる」という重要な視覚効果があります。水や空気よりも高い屈折率を持つ専用オイルに満たされることで、光がお花にきれいに透過し、普通にドライフラワーを眺めるよりもはるかに鮮やかで透明感のある見た目になるのです。
水を使ってしまうと、どんなに乾燥させたお花であってもすぐに腐敗したりカビが発生したりしてしまいます。だからこそ、高純度に精製された非水溶性の専用オイルを使用する必要があります。
ハーバリウムオイルの2大種類とその特徴
現在、ハンドメイドの現場で主流として使われているハーバリウム専用オイルは、主に「ミネラルオイル(流動パラフィン)」と「シリコーンオイル」の2種類です。見た目はどちらも完全に無色透明ですが、成分や性質には大きな違いがあります。
1. ミネラルオイル(流動パラフィン)
ミネラルオイルは石油を極限まで精製して作られた高純度の鉱物油です。「流動パラフィン」とも呼ばれ、ベビーオイルやコスメ、軟膏のベースなどにも広く使われている安全性に優れるオイルです。
最大のメリットは、価格が比較的安価で手に入りやすい点と、光の屈折率が高くお花が非常に華やかでくっきりと見える点です。ガラスとオイルの屈折率が近いため、光を受けるとキラキラとした美しい透明感を生み出します。
比重がシリコーンオイルよりもわずかに軽いため、お花が浮きにくいという扱いやすさもあります。手軽にハーバリウムを楽しみたい初心者にとって、第一候補となるオイルです。
ただし注意点として、気温がマイナス10度前後まで下がると白く濁る(凝固する)性質があります。寒冷地に住んでいる方や、冬場の輸送を行う場合は注意が必要です。
2. シリコーンオイル
シリコーンオイルは、珪石(シリコン)を原料として化学的に合成されたオイルです。安全性が非常に高く、熱や光に対してもきわめて安定した性質を持っています。
最大の強みは、色素の溶出(色落ち)が非常に少ない点と、極端な低温環境でも濁らない耐寒性・耐熱性の高さです。マイナス50度程度の極寒でも透明度を保ち続けます。
また、花材への色移りや色抜けが起きにくいため、ヘリクリサムやローズなど色が溶け出しやすいプリザーブドフラワーを使う場合にも安心です。長期保管や販売用の作品にはシリコーンオイルが強く推奨されます。
デメリットとしては、ミネラルオイルに比べて価格がやや高価であることと、比重がやや重いため軽い花材が浮きやすい傾向があることです。
ミネラルオイルとシリコーンオイルの性能比較
2つのオイルの違いを分かりやすく比較するために、主要な項目ごとの特徴を表にまとめました。
| 項目 | ミネラルオイル(流動パラフィン) | シリコーンオイル |
|---|---|---|
| 原料 | 石油由来(鉱物油) | 珪石由来(合成油) |
| 価格 | リーズナブル | やや高価 |
| 光の屈折率 | 高い(約1.47) | やや高い(約1.40) |
| 発色の鮮やかさ | 輝きが強く華やか | やわらかくナチュラル |
| 色落ちのしにくさ | 普通 | 非常に優れる |
| 耐寒性 | マイナス10度前後で白濁 | マイナス50度でも濁らない |
| 花材の浮きにくさ | 浮きにくい | 比較的浮きやすい |
| 粘度(粘り気) | 種類により選べる | 種類により選べる |
このように、それぞれのオイルには一長一短があります。自分の目指す作品のスタイルや予算、使用する花材に合わせて使い分けることが成功への近道です。
絶対に知っておきたい「粘度(ねんど)」の選び方
ハーバリウムオイルを選ぶ際、ミネラルかシリコーンかという「成分の種類」と同じくらい重要なのが「粘度(オイルのドロッと感・流動性)」です。
オイルの粘度は「cSt(センチストークス)」という単位で表され、数値が大きくなるほどサラサラからトロトロへと粘り気が強くなります。
350cSt(標準的な粘度)
ハーバリウムの標準とされる粘度が「350cSt」です。サラダ油やサラッとした美容オイルに近い手触りです。
ボトルにスムーズに注ぎ込むことができ、お花のすき間にもすんなりオイルが行き渡ります。泡抜けも早いため、初心者の方はまず350cStのオイルを選ぶのが最も失敗がありません。
500cSt〜1000cSt(高粘度)
水あめや蜂蜜のようにドロッとした粘度を持つオイルです。
オイルにしっかりとした重みと粘り気があるため、注いだあとに花材が動いたり浮き上がったりするのを防ぐ効果があります。空間を大きく活かしたレイアウトや、ボトルの中で花材の位置を固定したい場合に威力を発揮します。
ただし、粘度が高いオイルは注ぐ際に気泡が混入しやすく、一度入った泡が抜けるまでに時間がかかります。注ぐときはボトルの内壁を伝わせるようにゆっくり注ぐ技術が必要です。
初心者が迷いやすいポイントと勘違い
ハーバリウム作りを始めたばかりの方がよく疑問に思う点や、やりがちな勘違いについて詳しくお答えします。
100均のハーバリウムオイルって実際どうなの?
最近では100円ショップでも少量パックのハーバリウムオイルが手軽に入手できます。少量試してみたい場合にはとても便利です。
ただし、100均のオイルは主成分がシリコーンかミネラルかパッケージ裏面をよく確認する必要があります。また、大容量の専用ボトルで購入する専門店のオイルに比べると単価が高くなる場合があり、品質のばらつきや引火点表記のチェックが必要です。
練習用やごく小さなボトルを作る用途なら十分使えますが、大きな作品作りや人にプレゼントする作品を作るなら、資材メーカーの専用オイルをボトル単位で購入することをおすすめします。
ベビーオイルやサラダ油で代用してもいいの?
「家にあるベビーオイルやサラダ油で代用できないか」と考えたことがある方もいるかもしれませんが、代用は絶対に避けてください。
サラダ油などの食用油は、酸化しやすくすぐに酸化臭(油臭さ)が発生します。さらに、時間が経つと黄色く変色し、お花も短期間で痛んで腐敗してしまいます。
ベビーオイルは主成分がミネラルオイルであることも多いですが、肌への安全性を考慮して防腐剤や香料、保湿成分などがブレンドされていることがあり、これが花材の着色剤と反応して濁りや色落ちの原因になります。必ず「ハーバリウム専用」と明記されたオイルを使用してください。
ミネラルオイルとシリコーンオイルは混ぜて使える?
絶対に混ぜてはいけません!ミネラルオイルとシリコーンオイルは化学構造が全く異なるため、混ざり合わずに二層に分離したり、全体が真っ白く濁ったりします。
一度白濁してしまったオイルは元に戻りません。オイルを注ぎ足す際や、ピンセット・ピンなどの道具を使い回す際にも、異種のオイルが混ざらないようしっかりと拭き取ることが大切です。
ハーバリウムオイル制作でのよくある失敗と対策
せっかくきれいにレイアウトしたのに、オイルを注いだら台無しになってしまった……という経験は誰にでもあります。よくある失敗の原因と対策を押さえておきましょう。
1. お花が全部上に浮いてしまう
オイルを注いだ瞬間、底に配置したはずの花材がフワフワと浮き上がって上部に固まってしまう現象です。
乾燥したお花は内部に空気をたくさん含んでいるため、比重の関係でどうしても浮力が発生します。対策としては、背の高いあじさいやかすみ草などを「土台」としてボトル全体に絡めるように配置し、お花同士を引っかける技法が有効です。
また、シリコーンオイルよりも比重がわずかに軽いミネラルオイルを使うか、高粘度のオイルを選択することで浮き上がりを軽減できます。
2. オイルにお花の色が溶け出して濁ってしまう
作って数日経つと、お花の色がオイルに染み出し、オイル全体がピンクや赤に染まってしまうトラブルです。
これは、プリザーブドフラワーの染色に使われているインクがオイルの成分と反応して溶け出すことが原因です。特にミネラルオイルは一部の油性塗料や着色料を溶かしやすい性質があります。
着色されたプリザーブドフラワーをメインに使う場合は、溶出が起きにくいシリコーンオイルを使用するのが最も確実な防ぎ方です。
3. ボトルの中に気泡がたくさん残る
オイルの中に細かい気泡が残ってしまい、透明感が損なわれるケースです。
オイルを一気に勢いよく流し込むと、大量の空気を巻き込んでしまいます。ボトルを少し傾け、ガラスの側面を滑らせるようにゆっくり注ぎ入れるのが基本です。
もし気泡が入ってしまったら、キャップを開けたまま半日〜1日程度放置しておくと自然に抜けていきます。急ぐ場合はボトルをトントンと優しく叩くか、ぬるま湯で少し温めることで気泡が抜けやすくなります。
私ならこう選ぶ!やっしー流ハーバリウムオイルの選び方
「結局、私の場合はどっちを選べばいいの?」と悩む方へ、私がおすすめする選び方の基準をまとめました。
【ミネラルオイルが向いている人】
- とにかくコストを抑えてたくさんの作品を作って練習したい
- ドライフラワー(天然の無着色花材)をメインに使用する
- 光を反射してキラキラ輝く華やかな仕上がりが好き
- 自分で楽しむ用、または温かい室内でのみ飾る予定
【シリコーンオイルが向いている人】
- カラフルに染色されたプリザーブドフラワーをたくさん使いたい
- 作品をハンドメイドショップで販売したり、友人へプレゼントしたりする
- 冬場の発送や寒冷地への送付を予定している
- 1年以上色あせずに美しい状態を長持ちさせたい
私自身が作品を作るときは、普段の試作や自宅用には手軽なミネラルオイル、大切な人へのギフト用や販売用には安心感の高いシリコーンオイルと、目的によってすっきりと使い分けています!
ハーバリウムオイルの安全な取り扱いと廃棄方法
ハーバリウムオイルは安全性の高いオイルですが、正しく扱うための基本知識とルールを守ることが不可欠です。
1. 火気厳禁とメーカー説明書の確認
ハーバリウムオイルは可燃性液体に分類されます。常温で急激に発火することはありませんが、引火点は250度前後に設定されています。
コンロの近くやキャンドルのすぐ横、直射日光が当たる窓辺など、高温になる場所での設置・保管は避けてください。使用する際は必ずメーカーの説明書や注意事項をしっかり読み、正しい知識を持って作業を行いましょう。
2. オイルの正しい捨て方
余ったオイルや失敗したハーバリウムを破棄する際、絶対に水道の流しに直接流してはいけません!配管が詰まったり環境汚染につながったりします。
不要になったオイルは、サラダ油などの不要な食用油と同じ方法で処分します。牛乳パックやビニール袋の中に不要な新聞紙やキッチンペーパーを詰め、そこにオイルを染み込ませてから自治体のルールに従って可燃ごみとして出してください。
まとめ
ハーバリウムオイルの種類と選び方について詳しく解説してきました。
ハーバリウム作りにおいて、オイルは単にお花を浸す液体ではなく、作品の透明感、発色、そして耐久性を決定づける重要な「主役」の一つです。
コストパフォーマンスに優れ輝きの強い「ミネラルオイル」と、色落ちを防ぎ圧倒的な安定性を誇る「シリコーンオイル」。それぞれの特徴と粘度の性質を正しく理解していれば、失敗を防いと思い通りの理想的なハーバリウムを作ることができます。
ぜひ自分の作りたい作品や使用するお花に合わせて最適なオイルを選び、みずみずしく綺麗なお花の世界をボトルの中に閉じ込めて楽しんでくださいね!
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ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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