コーティング用と造形用レジンの違いを完全解説!ベタつき・弾きを防ぐ使い分けの絶対法則
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
私は自分でアクセサリーを作るのも大好きですし、作家さんの素晴らしい作品を見たり買い集めたりするのも大好きな、生粋のハンドメイド好きです!
ネットショップで可愛いパーツやレジン液を見つけると、ついついカゴいっぱいに買ってしまうのですが、みなさんはレジン液を選ぶときに「どれも同じ透明な液体でしょ?」と思って買っていませんか?
もし少しでもそう思っているなら、今すぐその考えを捨ててください!
レジン液には大きく分けて「造形用(ぷっくり・型流し用)」と「コーティング用(表面仕上げ用)」の2種類が存在します。
この2つの違いを理解せずに使っていると、作品がベタついたり、表面が波打ったり、最悪の場合は大切な作品が台無しになります。
「レジン作品を作ってみたけれど、表面がなんだかべたつく…」
「型から出した作品のくすみを消したくてレジン液を塗ったら、弾かれてボコボコになった…」
こんな悩みを抱えている方は、技量不足ではなく、単に「レジン液の種類選び」を間違えているだけです。
今回は、ハンドメイドで絶対に失敗したくない初心者の方に向けて、コーティング用レジンと造形用レジンの違い、それぞれのメリット・デメリット、そして作品のクオリティを劇的に引き上げる正しい使い分けの法則を徹底的に解説します!
そもそもコーティング用レジンと造形用レジンは何が違うのか?
「どっちもライトを当てれば固まる透明なレジン液でしょ?」と思うかもしれません。
しかし、その成分の配合バランスや粘度、硬化後の特性は全くの別物です。
ここからは、なぜこの2つを区別しなければならないのか、その決定的な3つの違いを解説します。
粘度(サラサラ度とドロドロ度)の決定的な違い
一番大きな違いは「粘度」、つまり液体のドロドロ具合です。
造形用レジンは、中粘度から高粘度に作られています。
モールド(シリコン型)に流し込んだ時に溢れ出にくくするため、あるいはパーツの上にぷっくりと厚みを持たせるために、あえて適度な重みととろみを持たせてあります。
一方で、コーティング用レジンは「サラサラの超低粘度」です。
まるで水やさらっとしたオイルのようにサラリとしています。
薄く均一に広がり、ハケや筆で塗った時に筆跡が残らないよう、あらかじめ粘度が極限まで下げられています。
この粘度の差が、作業性と仕上がりに直結します。
表面のツヤ感と硬度(カチカチ感)の違い
2つ目の違いは、固まった後の「ツヤ」と「硬さ」です。
造形用レジンは、厚みを持たせてカチカチに固めることを前提に作られています。
そのため、厚みがある状態では非常に強い強度を発揮しますが、薄く塗り伸ばすと強度が保てず、表面が曲がったり傷がつきやすくなったりします。
対してコーティング用レジンは、ごく薄い膜(ミクロン単位)で硬化しても、ガラスのような高い硬度と強烈なツヤが出るように特殊配合されています。
研磨した後の曇ったレジン作品の表面にコーティング用レジンをサッと塗るだけで、まるでプロが仕上げた高級ガラスのような透明感と輝きが一瞬で復活します。
酸素阻害への強さとベタつきにくさの違い
レジンが固まるときに最大の敵となるのが「空気中の酸素」です。
レジン液は硬化する際、表面が酸素に触れていると化学反応が邪魔され、表面だけが固まりきらずにベタベタが残る「酸素阻害」という現象を起こします。
造形用レジンは、シリコン型の中で空気に触れる面積が少ない状態で使うことが多いため、空気に触れる表面部分はやや酸素阻害を受けやすい性質があります。
しかし、コーティング用レジンは空気に触れる表面全体に塗ることを目的に作られています。
そのため、酸素阻害を受けにくい特別な成分が配合されており、薄塗りでもライトを照射すれば一瞬でツルツルのサラサラに硬化します。
表面のベタつきに悩んでいるなら、コーティング用レジンを使うだけで解決します。
造形用レジンの特徴と正しく使いこなす極意
まずは作品の「形」を作るための主役である、造形用レジンについて深掘りしていきましょう。
造形用レジンは、キーホルダー、ペンダントトップ、立体的なパーツなど、形そのものを一から作り上げる際に絶対に必要なレジン液です。
モールド(シリコン型)に流し込む時の気泡の抜けやすさ
造形用レジンの中でも「低粘度〜中粘度」のタイプは、シリコン型に流し込む作業に非常に適しています。
シリコン型の中に細かいパーツやドライフラワーを入れる場合、レジン液が隅々まで行き渡る必要があります。
粘度が絶妙に調整された造形用レジンを使うことで、型の中にスムーズに流れていき、細かい凹凸にもしっかりフィットします。
また、エンボスヒーターなどで温めた時に気泡がスーッと上に抜けていくように設計されているのも造形用レジンの強みです。
ぷっくり盛り上げ作品を作る時の表面張力
ミール皿(金属の台座)やマステちぎり絵、パーツの表面を「ぷっくり」と可愛らしく盛り上げたい時は、高粘度の造形用レジンが威力を発揮します。
コーティング用のサラサラなレジンでぷっくりさせようとすると、表面張力が耐え切れずに台座からダラダラと溢れ落ちてしまいます。
高粘度の造形用レジンを使えば、フチギリギリまでレジン液を盛っても崩れず、きれいなドーム状の丸みをキープできます。
立体感を出したい作業には、絶対に高粘度の造形用レジンを使用してください。
造形用レジンで初心者がやりがちなNG行動と解決策
初心者がやってしまいがちな最大の失敗は、「シリコン型から出した作品の表面が少し曇っているから、同じ造形用レジンを筆で表面に塗って仕上げようとすること」です。
これは絶対にやってはいけません!
造形用レジンは粘度が高いため、筆で塗ると絶対に筆跡(塗りムラ)が残ります。
さらに、前述した通り薄塗りをすると酸素阻害を受けてベタつきが発生しやすくなります。
型から出した作品の仕上げや研磨後のツヤ出しには、面倒でも必ずコーティング用レジンに切り替えてください。
これだけで作品の完成度が段違いに上がります。
コーティング用レジンの特徴と圧倒的に綺麗なツヤを出す極意
次に、作品に究極の美しさと保護性能を与える「コーティング用レジン」について解説します。
コーティング用レジンは、ボトル自体にハケ(筆)が最初から付いているマニキュアのようなタイプと、普通のボトルに入ったタイプがあります。
どちらも中身はサラサラで、表面処理に特化した性能を持っています。
ハケ塗りやディップコートでムラなく塗る技術
コーティング用レジンの最大のメリットは、塗った直後に勝手に平らになってくれる「セルフレベル性(自滑性)」が極めて高いことです。
ハケでサッサッと大雑把に塗っても、数秒待つだけで液体が自ら均一に広がり、ハケの跡がキレイに消え去ります。
また、小さな作品であれば、コーティング用レジン液の中に作品をドボンと漬けて引き上げる「ディップコート」という手法も使えます。
余分な液を滴らせてからライトで固めれば、一切の塗りムラがない完璧な球体や複雑な形状のコーティングが完了します。
弾き(穴あき現象)が起こる原因と完璧な事前処理
コーティング用レジンを使っていると、たまにレジン液が油のように弾かれて、表面にぽっかりと小さな穴があいたようになってしまうことがあります。
これは「弾き現象(クレーター現象)」と呼ばれます。
原因は、作品の表面に残った指紋、油分、シリコン型から移った離型剤、または研磨した際に出た微細な粉塵です。
弾きを絶対に防ぐための手順は以下の通りです。
1. 研磨や型出しが終わった作品を、エタノール(消毒用アルコール)を含ませたウエットティッシュやクロスで完全に拭き取る。
2. 指で直接触らないように、マスキングテープやピンセットで作品を固定する。
3. エタノールが完全に乾いてからコーティング用レジンを塗る。
この下準備を徹底するだけで、弾き現象は100%防ぐことができます。
薄塗りでも一発でツルツルに固まる最大の理由
コーティング用レジンは、波長(UV-LED)に対する反応速度が非常に高く作られています。
ライトを照射した瞬間に表面の重合反応が急速に進むため、酸素の影響を受ける暇を与えずに一気に硬化します。
ライトから取り出した瞬間の指触りは、まさにツルツルでサラサラです。
造形用レジンのような「ちょっとベタつくからもう一度照射しようかな…」というストレスから完全に解放されます。
初心者が一番迷う「1本で済ませたい問題」に対する私の結論
レジンクラフトを始めたばかりのとき、誰もがこう思います。
「道具や材料を買い揃えるのにお金がかかるから、まずはレジン液1本だけで全部作りたい!」
その気持ちは私も痛いほど分かります!
私自身も昔、コストを抑えたくて1本のレジン液で型流しから表面の塗り仕上げまで全部やろうとして散々な目に遭いました。
ここで私の結論をはっきりと述べます。
「1本で済ませることは不可能です。絶対に造形用とコーティング用の2本を揃えてください。」
「大は小を兼ねる」はレジン界では絶対に通用しない理由
ハンドメイドの道具には「兼用できるもの」と「絶対に兼用できないもの」があります。
レジン液の造形用とコーティング用は、絶対に兼用できないものの代表格です。
造形用レジンでコーティングをしようとしても、粘度が高すぎてぶ厚くなり、筆跡が残り、ベタつきます。
逆に、コーティング用レジンでモールドに流し込んで厚みのある作品を作ろうとすると、サラサラすぎて型から溢れる上、硬化時の発熱(熱収縮)が凄まじく強いため、作品が激しく歪んだり、最悪の場合はシリコン型が熱で痛んで一発で壊れます。
お互いが全く逆の性質を持っているからこそ、1本で代用することは不可能なのです。
造形用レジンでコーティングした時に起きる3つの悲劇
もし無理に造形用レジンで作品の表面をコーティングしようとすると、以下の3つの悲劇が必ず起こります。
1. **表面が波打ち、筆跡がそのまま固まる**
粘度が高いため、ハケや筆の筋が消えず、ボコボコした見栄えの悪い表面になります。
2. **時間が経つと表面が埃を吸い寄せる**
未硬化の薄い膜(酸素阻害部分)が残り、触るとペタペタし、空気中のホコリが永久にくっついて取れなくなります。
3. **角やフチが太くなり、作品のシャープさが失われる**
液体が重いため、作品の端っこにレジン液が溜まって太くなり、本来の綺麗なシルエットが台無しになります。
このような失敗をして材料と時間を無駄にするくらいなら、最初からコーティング用レジンを用意する方がはるかに賢的で経済的です。
私ならこう揃える!予算別・失敗ゼロのレジン液購入プラン
これから材料を揃える方に向けて、絶対に失敗しない購入パターンを具体的に提案します。
ネットショップ(Amazonや楽天など)や手芸店で探す際の参考にしてください。
**【最小限で最高のパフォーマンスを出す2本パターン】**
– **1本目(造形用):** 中粘度のUV-LEDレジン液(65g〜100g程度のボトルタイプ)
– **2本目(コーティング用):** ハケ付きタイプのコーティング専用レジン液(8g〜15g程度のマニキュア型ボトル)
この2本さえあれば、シリコン型を使った作品作り、ドライフラワーの封入、そして最後のツヤ出し仕上げまで、すべての工程をプロ級のクオリティでこなすことができます。
コーティング用は薄く塗るだけなので、8g〜15g程度の小さなボトルでも何十作品分も使えます。
予算もそこまでかかりませんので、必ずこの「2本使い」を導入してください。
作品の仕上がりが劇的に変わる!コーティングのプロ技と工程
ここからは、実際に私が作品を作る際に実践している、コーティング用レジンを使ったプロレベルの仕上げテクニックを余すことなく伝授します!
研磨後のくもりを秒で消し去るツヤ出しコーティング法
シリコン型から取り出したレジン作品のバリ(はみ出たフチ)をヤスリで削ったり、表面を細かく研磨したりすると、削った部分が白く曇ってしまいます。
ピカピカになるまで何千番ものコンパウンド(研磨剤)で磨き上げるのは非常に時間がかかりますし、初心者には大変な作業です。
しかし、研磨の途中でコーティング用レジンを使えば、磨く時間を9割カットできます!
1. 400番〜1000番程度の紙ヤスリでバリや形を整える(この時点では表面は白く曇っていてOK)。
2. 削り節の粉を水洗いやエタノールで完璧に洗い流し、水分を完全に乾燥させる。
3. コーティング用レジンをハケで均一にひと塗りする。
4. UV-LEDライトで規定時間(約60秒〜120秒)照射する。
これだけで、削って白く曇っていた場所が、一瞬でつるんとした透明なガラス状に早変わりします!
ヤスリがけの手間を劇的に減らせる魔法のテクニックです。
ドライフラワーやプラバン作品を補強するコーティングテクニック
本物のドライフラワーを使ったアクセサリーや、プラバンで作った繊細なパーツは、そのままでは強度が弱く、衝撃で割れたり折れたりしやすいのが難点です。
ここでもコーティング用レジンが大活躍します。
お花やプラバンの表面に、コーティング用レジンをサッとハケ塗りして硬化させる作業を、表と裏で2回ずつ行います。
コーティング用レジンは薄膜でも非常に高い硬度が出るため、お花の繊細なディテールや質感を潰すことなく、カチカチの強度を与えることができます。
お花の形を崩さずに強度だけを跳ね上げることができるのは、サラサラなコーティング用レジンならではの芸芸です。
コーティング専用筆のお手入れと長持ちさせる保管術
ハケ付きタイプではなく、自分で絵の具用の平筆などを使ってコーティング用レジンを塗る場合は、筆のお手入れと保管に絶対のルールがあります。
レジン液が付いたままの筆を部屋の中に放置すると、太陽光(室内に入る紫外線)や蛍光灯の光に反応して、筆先がカチカチに固まって使えなくなります。
使用後の筆は以下の手順で手入れをしてください。
1. キッチンペーパーで筆に含んだレジン液をしっかり拭き取る。
2. アルミホイルや遮光キャップで筆先を完全に覆う。
3. 光の当たらない引き出しや箱の中に保管する。
筆を洗うために水を使うのは絶対にNGです(レジンは水と混ざりません)。
どうしても綺麗に洗いたい場合は、エタノールやレジン専用の洗浄液(クリーナー)を使用してください。
正しい手入れをすれば、一本の筆を何年も快適に使い続けることができます。
造形用とコーティング用レジンの比較まとめ
ここで、両者の違いを一目で理解できるように分かりやすくまとめました。
【造形用レジン】
– **粘度:** 中粘度〜高粘度(とろみがある)
– **得意な用途:** モールド(型)への流し込み、ぷっくり盛る作業、パーツの封入
– **苦手な用途:** 表面の薄塗り、研磨後のツヤ出し仕上げ
– **特徴:** 厚みを出したときの強度が高い。空気に触れる表面はベタつきやすい。
【コーティング用レジン】
– **粘度:** 超低粘度(サラサラ)
– **得意な用途:** 表面のツヤ出し、研磨痕の消去、薄膜での補強、ハケ塗り
– **苦手な用途:** 型に流し込んで厚みを作る作業、ぷっくり盛る作業
– **特徴:** 酸素阻害を受けにくく一瞬でツルツルに固まる。硬度が高く傷がつきにくい。
このふたつの役割分担を頭に叩き込んでおけば、レジン制作で失敗することはなくなります!
まとめ:レジン液の適材適所をマスターして売り物レベルの作品を作ろう!
今回は、コーティング用レジンと造形用レジンの決定的な違いと、失敗しない使い分けの法則について徹底的に解説しました。
ハンドメイドの作品作りにおいて、「素材の特性を知り、適材適所で正しく使うこと」が一番のプロへの近道です。
どれだけデザインが素晴らしくても、表面がペタペタしていたり、筆跡でボコボコしていたりしたら、せっかくの作品がもったいないですよね。
「形を作るのは造形用レジン」
「最後の美しさを引き出すのはコーティング用レジン」
この黄金ルールさえ守れば、あなたの作るレジン作品は、まるでハンドメイドショップの店頭に並んでいる売り物のような、完璧なツヤと透明感を手に入れることができます!
道具と材料を正しく選んで、ストレスのない楽しいレジンクラフトライフを思い切り楽しんでくださいね!(・∀・)
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ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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