タティングレースを始めるために必要な道具とシャトルの選び方
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
繊細で可憐なレースを、針を使わず指とシャトルだけで編み上げる「タティングレース」。その独特な世界観に惹かれて、「私も始めてみたい!」と思う方は多いはずです。
でも、いざ準備をしようとすると、「シャトルって何?」「どの糸を買えばいいの?」と、道具選びで迷ってしまうこともありますよね。
実は、タティングレースは必要な道具がとてもシンプルで、大きな予算をかけずに始められる素敵な趣味です。ですが、最初に揃える道具選びを間違えると、「編み心地が悪い」「思ったような形にならない」といったストレスにつながってしまいます。
そこで今回は、タティングレースに絶対に必要な基本道具と、特に重要な「シャトル」について徹底的に解説します。私が実際に体験して感じた「ここがポイント!」という視点も盛り込んでお届けしますね。
タティングレースを始めるのに必要な基本の道具
タティングレースを始めるために最低限必要なものは、大きく分けて以下の5点です。
- シャトル(糸を巻いて編むための道具)
- タティングレース用糸
- ハサミ(小さめで切れ味の良いもの)
- タティング用針(またはビーズ針)
- ピンとピンクッション(作品を固定するため)
これだけあれば、小さなモチーフからアクセサリーまで十分に制作可能です。見た目は地味な道具ばかりですが、それぞれに役割があり、相性が重要になります。
特にシャトルと糸は、タティングレースの「心臓」と「魂」のような存在です。ここを適切に選ぶことで、上達のスピードが劇的に変わります。
それでは、まずは最も重要な「シャトル」について詳しく見ていきましょう。
タティングレースの心臓部!シャトルとは?
シャトルの役割と仕組み
シャトルとは、簡単に言うと「糸を巻き付けて運ぶための小さなボビン」のような道具です。
タティングレースは、糸を輪にして結び目を作る技法です。その際、あらかじめシャトルに巻いておいた糸を輪の中に通して、次の結び目を作っていきます。
もしシャトルを使わずに糸を直接手で持っていたら、糸が絡まってしまいますし、何より糸の長さを管理するのが不可能になります。シャトルがあることで、スムーズに糸を送り出し、正確な結び目を作ることができるのです。
シャトルを指先でくるくると回しながら編む感覚は、タティングレースならではの心地よさであり、最大の魅力でもあります。
シャトルの種類と選び方
シャトルにはいくつかの素材と形状があります。代表的なものを紹介します。
- 木製シャトル:伝統的なタイプで、適度な重みがあり安定しています。木の温もりがあるため、多くの愛好家に支持されています。
- プラスチック製シャトル:軽量で扱いやすく、安価です。見た目がシンプルで、初心者の方でも手に取りやすいタイプです。
- 金属製シャトル:非常にコンパクトで耐久性が高く、細い糸を使う際に便利です。ただし、軽すぎるため、慣れるまで扱いづらく感じることがあります。
私がおすすめするのは、まずは「木製」または「使い心地の良いプラスチック製」のことです。
選び方の基準は、ズバリ「自分の手に馴染むか」です。シャトルは常に指先で保持し、回す道具です。大きすぎると手が疲れますし、小さすぎると糸を巻くのが大変になります。
また、シャトルの端にある「糸を固定する部分(切り欠きや溝)」が使いやすいかもチェックしてください。ここがスムーズでないと、糸を巻くたびにストレスが溜まります。
初心者が陥りやすいシャトル選びの失敗
初心者の方向けに、私が思う「失敗しやすい選び方」をお話しします。
それは、「見た目だけで、極端に小さいシャトルを選んでしまうこと」です。
アンティーク調の小さなシャトルはとても可愛いのですが、初めての方にはおすすめしません。なぜなら、小さなシャトルは巻ける糸の量が少ないため、頻繁に糸を巻き直す必要があります。
また、指へのフィット感が少ないため、慣れないうちはシャトルを落としたり、糸がうまく抜けなかったりすることがあります。まずは標準的なサイズのものを選び、「編むこと」に集中できる環境を整えてください。
道具の美しさに惹かれる気持ちはよく分かりますが、まずは機能性を優先することが、挫折せずに楽しく続ける最大の秘訣です。
糸選びで作品の印象が決まる!おすすめの糸について
道具が決まったら、次は糸です。タティングレースでは、普通の縫い糸ではなく「タティングレース専用の糸」を使用します。
専用の糸は、強度が強く、適度な光沢があり、結び目がしっかりと出るように設計されています。
糸の太さ(番手)の考え方
タティングレースの糸を選ぶ際に最も混乱するのが「番手(ばんて)」という数字です。
一般的に、数字が大きくなればなるほど糸は「細く」なります。例えば、「40番」よりも「70番」の方が細いということです。
また、「40/2」や「70/2」という表記をよく見かけます。この「/2」は、2本の糸を撚り合わせた「2合(ごう)」であることを意味しています。
【選び方の目安】
- 初心者さん向け:40番(または40/2)。太めなので結び目が作りやすく、編み図も見やすいため、練習に最適です。コースターや大きめのアクセサリーに向いています。
- 中級・上級者向け:70番、80番など。非常に繊細で上品な仕上がりになります。本格的なレース作品や、繊細なジュエリーを作りたい時に使用します。
私なら、絶対に最初は「40番」から始めます。細すぎる糸で練習を始めると、結び目の形が見えにくいため、「正しく結べているか不安」になり、上達に時間がかかるからです。
まずは太い糸で結び目の構造をしっかり理解し、指に感覚を染み込ませる。その後に細い糸へステップアップするのが、最も効率的なルートです。
素材別の特徴
素材はコットン(綿)が主流ですが、他にもポリエステル混などがあります。
コットン糸は、自然な風合いで扱いやすく、後で「糊付け(硬くすること)」をした時に形がしっかり出ます。そのため、タティングレースの基本はコットン糸だと言えます。
一方で、ポリエステル混の糸は光沢が強く、非常に丈夫です。ただし、滑りやすいため、結び目が緩みやすいという側面もあります。
迷ったら、まずは信頼できるメーカーのコットン糸を選んでください。素材による違いよりも、まずは「太さ」を優先して選ぶことが大切です。
地味だけど重要な「あると便利な道具」たち
シャトルと糸以外に、制作をスムーズにするためのサポート道具をご紹介します。これらがあるかないかで、作品のクオリティが大きく変わります。
裁ちばさみではなく「精密なハサミ」を
タティングレースで使うハサミは、大きな裁ちばさみではなく、手芸用の小さな刺繍バサミや、工作用の精密ハサミを選んでください。
タティングレースの仕上げにおいて、最も重要なのは「糸端をいかに短く、綺麗に切るか」です。大きなハサミでは、結び目のギリギリまで刃先を入れ込むことができず、糸が長く残ってしまいます。
糸端が長く残っていると、見た目が不格好になるだけでなく、後でほつれやすくなります。切れ味の鋭い小さなハサミを用意して、ミリ単位で丁寧にカットしてください。
糸始末に欠かせない「針」の選び方
タティングレースはシャトルで編みますが、最後には必ず「糸の始末」という作業が必要です。ここで使うのが針です。
おすすめは、ビーズ通しに使うような非常に細い針です。太い針を使うと、せっかく編み上げた繊細なレースの編み目に穴を開けてしまい、形を崩してしまう原因になります。
また、糸を通す際に針穴が狭すぎると苦労しますが、タティングレース用の細い糸であれば、一般的なビーズ針で十分に対応できます。
作品を固定する「ピン」と「クッション」
タティングレースを編んでいる間、作品はどんどん形を変えていきます。そのままでは歪んでしまうため、一定の間隔で「ピン」を使って固定する必要があります。
ここで使うのは、普通のまち針よりも細く、頭が小さいピンが最適です。太いピンを使うと、編み目に大きな穴が空いてしまいます。
また、ピンを刺す土台として、しっかりとしたピンクッションや、厚手のフェルト、あるいは専用のタティングボードを用意してください。
土台が柔らかすぎたり、不安定だったりすると、ピンがしっかり固定できず、作品のテンション(張り具合)がバラバラになります。安定した土台を使うことが、均一なレースを作るための絶対条件です。
やっしー流!初心者が迷わず準備するための考え方
さて、ここまで個別の道具について解説してきましたが、実際に買い揃える時にどう考えればいいか、私の個人的なアドバイスをお伝えします。
スターターキットか、単品買いか
ネットショップなどで販売されている「タティングレース・スターターキット」は非常に便利です。必要なものが全てセットになっており、買い忘れがないため、初心者の方には最適です。
ただ、一点だけ注意していただきたいのが、「キットに入っているシャトルが自分の手に合うか」ということです。キットのシャトルが使いにくいと感じたら、無理に使い続けず、後から自分に合うものを単品で購入してください。
まずはキットで全体の流れを把握し、その後、自分の好みの色や太さの糸、使い心地の良いシャトルを揃えていくという流れが、最もリスクが少なくスムーズです。
最初から高価な道具を揃えなくていい理由
ハンドメイドを始めると、つい「最高級の道具を揃えれば上手に作れるはず!」と思いがちです。ですが、タティングレースに関しては、高価な道具である必要は全くありません。
100円ショップなどで売られている簡易的な道具から始めても、十分に練習になります。重要なのは「道具の値段」ではなく、「正しく結べているか」という基礎技術です。
まずは手軽な道具で、結び目の感覚を掴んでください。そして、自分が「もっとこういう作品を作りたい!」という目標が見えてきた時に、それに合わせた高品質な道具に買い替える。このステップを踏むことで、道具への愛着も深まりますし、無駄な出費も抑えられます。
ここだけは妥協してはいけないポイント
とはいえ、「ここだけは妥協しないでほしい」というポイントが2つあります。
1つ目は「ハサミの切れ味」です。前述した通り、タティングレースは最後の一切りで見た目が決まります。切れ味が悪いハサミで無理に切ろうとすると、糸を潰してしまい、不格好な結び目になります。
2つ目は「糸の番手に合ったシャトルを使うこと」です。太すぎるシャトルに極細の糸を巻くと、糸が滑って結び目が不安定になります。逆に、小さすぎるシャトルに太い糸を無理に巻くと、糸の供給がスムーズにいかず、結び目がきつくなりすぎます。
この2点さえ押さえておけば、他の道具はそこまで贅沢にする必要はありません。
道具を揃えた後に注意したいポイント
道具が揃って、いざ編み始めた時に多くの初心者が直面するのが「作品の歪み」です。これは道具のせいではなく、「使い方のコツ」で解決できます。
糸のテンション(張り具合)のコントロール
タティングレースで最も難しいのが、糸の張り具合、いわゆる「テンション」の一定化です。
ある結び目はきつく、次の結び目はゆるい……という状態になると、作品が歪み、綺麗な円や直線になりません。
コツは、「シャトルを引く強さを一定にすること」と、「ピンで固定するタイミングを適切にすること」です。欲張って一気にたくさん編もうとせず、数結びごとにピンで固定して、形を確認しながら進めてください。
また、シャトルから糸を出す際に、指で軽くブレーキをかけるようにして送り出すと、張り具合をコントロールしやすくなります。これは練習あるのみですが、道具を正しく使うことで、この感覚は必ず身につきます。
道具のお手入れと保管方法
最後に、道具を長く使うためのお手入れについてです。
木製シャトルの場合、手の汗や皮脂がつきやすいため、時々乾いた柔らかい布で拭いてあげてください。また、極端に乾燥した場所や直射日光に当てると、木が割れたり反ったりすることがあります。
糸については、湿気に弱いため、ジップロックなどの密閉袋に入れて、風通しの良い暗所に保管することをおすすめします。湿気を吸った糸は強度が落ち、編み心地も悪くなるため注意してください。
ハサミは、使用後に軽く拭いてから保管することで、サビを防ぎ、長く鋭い切れ味を維持できます。
まとめ
今回は、タティングレースを始めるために必要な道具と、特に重要なシャトルの選び方について解説しました。
改めてまとめると、まずは「40番のコットン糸」と「手に馴染む標準サイズのシャトル」、そして「切れ味の良い小さなハサミ」を用意することが、成功への近道です。
タティングレースは、一度コツを掴んでしまえば、場所を選ばず、指先ひとつで美しい世界を創り出せる素晴らしい趣味です。最初は結び目を間違えたり、形が歪んだりして、「難しい!」と感じるかもしれません。
でも、それでいいんです。その試行錯誤こそが、タティングレースの楽しさであり、上達への唯一の道です。一つひとつの結び目を丁寧に作り上げた時、目の前に現れる繊細なレースを見た時の感動は、何物にも代えがたいものがあります。
ぜひ、あなたにとって最高の相棒となるシャトルを見つけて、タティングレースの世界に飛び込んでみてください。応援しています!
記事をSNSやラインで友達に紹介していただければ、とても嬉しくはげみになります!
ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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