かぎ針編みのとじ方・はぎ方の基本!きれいに仕上げるコツと技法解説
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
かぎ針編みでモチーフや服、ポーチなどを編んでいるとき、最後につなぎ合わせる作業で手が止まってしまうことはありませんか?編み地自体はキレイに編めたのに、最後の仕上げでどう針を動かせばいいのか分からなくなったり、つなぎ目がゴワゴワしてしまったりする悩みはとても多いです。
かぎ針編みの仕上げには「とじ」と「はぎ」という2つの重要な作業が存在します。この2つの基本テクニックをしっかりマスターすると、作品の見た目や強度が格段にアップします。売り物のような美しい仕上がりに一歩近づくことができます。
今回は、初心者の人が迷いやすい「とじ方」と「はぎ方」の決定的な違いから、代表的な技法の手順、失敗しないための引き加減のコツまで徹底的に解説します。この記事を読めば、もう最後の組み立て作業で迷うことはありません!
- かぎ針編みで作品を仕上げる「とじ」と「はぎ」の違い
- 「とじ(閉じ)」とは?端や穴をふさぐ技法
- 「はぎ(接ぎ)」とは?編み地同士をつなぎ合わせる技法
- なぜとじ・はぎが重要なのか?作品のクオリティを左右する理由
- かぎ針編みのとじ方・はぎ方で使う基本の道具
- とじ針(毛糸用の針)の選び方とおすすめのサイズ
- 段数マーカーとまち針の活用法
- かぎ針自体を使ってはぐ方法とその道具
- 代表的な「とじ方」の基本テクニックと実践手順
- 絞りとじ(あみぐるみや帽子の頂点を引き絞る)
- 端の糸始末とすじ編みのとじ方
- 円編みの最終段を目立たなく閉じるテクニック
- 代表的な「はぎ方」の基本テクニックと実践手順
- 巻きはぎ(とじ針を使って手軽につなぐ)
- すくいはぎ(表から見て目が目立たないシームレスな仕上がり)
- 引き抜きはぎ(かぎ針を使ってサクサクつなぐ)
- モチーフつなぎに最適な「引き抜き編みのうね編み・鎖編み」テクニック
- 初心者が迷うポイント・失敗しやすい原因と対策
- 編み地が引きつれて縮んでしまう(加減のコントロール)
- 目数が合わなくなってしまう原因と対処法
- 配色糸や異素材の糸をつなぐ時の注意点
- 私ならどうする?作品ごとの最適な「とじ・はぎ」の選び方
- かぎ針編みのとじ方・はぎ方をマスターしてきれいな作品を作ろう
かぎ針編みで作品を仕上げる「とじ」と「はぎ」の違い
まず始めに理解しておきたいのが、「とじ」と「はぎ」という言葉の意味です。普段の会話では混同して使われがちですが、編み物の世界では明確に使い分けられています。
「とじ(閉じ)」とは?端や穴をふさぐ技法
「とじ」とは、主に編み終わりの穴を小さく縮めてふさいだり、編み地の端を始末したりする作業を指します。例えば、あみぐるみの頭や胴体を編み終えたあと、残った穴をギュッと絞って閉じる作業が「絞りとじ」です。
また、編み始めや編み終わりの糸端を編み地の中に隠す「糸始末」も、広義のとじ作業に含まれます。編み地そのものを塞いで形を整える工程全般を「とじ」と覚えると分かりやすいです。
「はぎ(接ぎ)」とは?編み地同士をつなぎ合わせる技法
一方で「はぎ」とは、2枚以上の独立した編み地同士をくっつけて1つの形にする作業を意味します。漢字では「接ぎ」と書くように、面と面をつなぎ合わせる工程です。
グラニースクエアなどのモチーフを何枚もつなげてブランケットにしたり、前後2枚の編み地を合わせてバッグやウェアの脇を縫い合わせたりする作業がこれに該当します。とじ針を使う方法もあれば、かぎ針を使って編みながらはぐ方法もあります。
なぜとじ・はぎが重要なのか?作品のクオリティを左右する理由
どれだけ途中の編み目が揃っていて美しくても、とじ・はぎが雑だと作品全体が歪んだり、継ぎ目が目立ってしまったりします。逆に言えば、多少編み目にバラつきがあっても、最後のとじ・はぎが丁寧にできていれば、作品全体が引き締まってキレイに見えます。
さらに、とじ・はぎは作品の耐久性にも直結します。しっかりとした方法で接ぎ合わされていないバッグは、物を入れたときに重みでつなぎ目が引っ張られて糸が切れたり、穴が開いたりする原因になります。作品を長く安全に使うためにも、正しいたたずまいを学ぶことが不可欠です。
かぎ針編みのとじ方・はぎ方で使う基本の道具
とじ・はぎの作業をスムーズに進めるためには、適切な道具を用意することが大切です。間違った道具を使うと、糸を傷つけたり作業効率が落ちたりします。
とじ針(毛糸用の針)の選び方とおすすめのサイズ
手芸用の縫い針とは異なり、編み物で使うのは先が丸くなった「とじ針(毛糸着用針)」です。針先が丸いことで、糸の繊維を割らずに編み目の隙間へすんなり針を通すことができます。
とじ針には様々な太さ(号数)があります。選ぶときの基準は「使っている毛糸の太さに合わせる」ことです。並太毛糸なら中号数のとじ針、極太毛糸なら太号数のとじ針を使用します。針穴に毛糸が無理なく通り、編み目を押し広げすぎない太さを選ぶのが鉄則です。
金属製のものとプラスチック製のものがありますが、私は絶対に金属製をおすすめします。金属製は適度な重みと滑りの良さがあり、指先の感覚が編み地に伝わりやすいため、繊細な作業が圧倒的にやりやすいです。
段数マーカーとまち針の活用法
編み地同士をはぎ合わせるとき、いきなり端から縫い始めてしまうのは失敗のもとです。途中でズレが生じて、最後に片方の編み地だけがあまってしまう現象がよく起こります。
これを防ぐために、段数マーカー(開閉できるリング状の目印)や毛糸用のまち針を使って、あらかじめ重要なポイントを仮止めしておきます。角と角、中央部分などを固定してから作業に入ることで、目数がズレるのを完璧に防ぐことができます。
かぎ針自体を使ってはぐ方法とその道具
はぎ方の技法によっては、とじ針を使わずに「かぎ針」を使って糸を引き抜くことでつなぎ合わせる方法もあります。この場合、新しく特別な道具を買う必要はなく、作品を編んでいた時と同じ号数のかぎ針を用意すれば問題ありません。
ただし、つなぎ目がキツくなりやすい人は、編んでいた針よりも0.5〜1号大きいサイズのかぎ針を使うと、柔軟性のあるキレイなはぎ目を作ることができます。
代表的な「とじ方」の基本テクニックと実践手順
まずは、作品の端や編み終わりを綺麗にする「とじ方」の代表的なテクニックを解説します。
絞りとじ(あみぐるみや帽子の頂点を引き絞る)
あみぐるみのパーツの最後や、円形に編んだ帽子のてっぺんなどを閉じる時に使うのが「絞りとじ」です。最終段の編み目の頭にぐるりと糸を通して引っ張ることで、中央にきれいな円を作って穴を塞ぎます。
具体的な手順は次の通りです。まず、糸を15cmほど残してカットし、最後のループに糸端を通して引き抜きます。その糸端をとじ針に通します。
次に、最終段の目の頭(鎖の形になっている2本の糸)のうち、「手前側の1本(表山)」だけをとじ針ですくっていきます。ぐるりと一周すべての目に針を通したら、糸端を優しく引っ張ります。すると、編み地が巾着袋のようにキュッと中央に集まり、穴がキレイに閉じます。
ここで大切なのは、必ず「目の外側(手前側)の1本だけをすくう」ことです。2本ともすくってしまうと、引き絞ったときに厚みが出てゴツゴツした結び目になってしまいます。1本だけをすくうことで、驚くほど平らに美しく絞ることができます。
端の糸始末とすじ編みのとじ方
作品が編み上がった後の「糸始末」もとじの基本です。糸端をとじ針に通し、編み地の裏側にある目立たない部分(目の足や裏山)に数センチほど針をくぐらせます。
このとき、一方向に通すだけでなく、途中で折り返して逆方向にもくぐらせると、洗濯したり引っ張ったりしたときに糸端が飛び出してくるのを確実に防ぐことができます。
円編みの最終段を目立たなく閉じるテクニック
コースターなどの円形の作品を編み終えるとき、最後の引き抜き編みの目がポッコリと立ち上がって目立ってしまうことがあります。これを防ぎ、どこが編み終わりか分からないほどシームレスに閉じるテクニックがあります。
最後の目を編み終えたら引き抜き編みをせず、そのまま糸を伸ばしてカットします。とじ針に糸を通し、最初の目の「頭の鎖2本」に裏側から針を通します。そのまま糸を引っ張り、今度は糸が出てきている「最後の目の鎖の中央」に向けて上から針を刺し、裏側へ抜きます。
糸の引き加減を調整して、周りの目の鎖と同じ大きさに整えます。こうすると、手動で1つ鎖目を作ったことになり、継ぎ目が完全に隠れてどこから見ても綺麗な円が完成します。
代表的な「はぎ方」の基本テクニックと実践手順
次に、2枚の編み地をつなぎ合わせる「はぎ方」のメジャーな技法を紹介します。作る作品や出したいデザインによって使い分けるのがベストです。
巻きはぎ(とじ針を使って手軽につなぐ)
「巻きはぎ」は、最も手軽で初心者にとって扱いやすいはぎ方です。2枚の編み地を中表(内側が表になるように)または外表にあわせ、端の目をぐるぐると巻き込むようにとじ針で縫い合わせていきます。
手早く作業が進むのが最大のメリットですが、糸を強く引きすぎると縫い代が分厚くなり、ゴワつきの原因になります。常に同じ力加減で、編み目の大きさに合わせたゆとりを持ちながら針を進めるのが成功の鍵です。
すくいはぎ(表から見て目が目立たないシームレスな仕上がり)
ウェアの肩や脇、ポーチの側面など、つなぎ目をできるだけ隠して表からきれいに見せたい場合に最適なのが「すくいはぎ」です。編み地の表側を見ながら作業を行います。
左右の編み地を並べ、右側の端の目の「足(縦の糸)」をとじ針ですくい、次に左側の端の目の足をすくう、という作業を交互に繰り返します。数目ごとに糸をすっと引っ張ると、左右の編み地が引き寄せられてぴったり合わさり、つなぎ目が魔法のように消えて見えます。
この方法は表側に糸が見えないため、多少配色が異なる糸で縫い合わせても目立ちにくいという利点があります。
引き抜きはぎ(かぎ針を使ってサクサクつなぐ)
とじ針に糸を通すのが面倒なときや、しっかりとした強度を出したい時におすすめなのが「引き抜きはぎ」です。かぎ針を使用して行います。
2枚の編み地を重ね合わせ、両方の端の目に同時にかぎ針を刺します。針に糸をかけて、2枚の目と針にかかっているループを一度に引き抜きます。これを1目ずつ繰り返していきます。
非常に頑丈につなぐことができますが、かぎ針編みの引き抜き編みは伸縮性が少ないため、手がきつい人がやると編み地が引きつれて縮んでしまいます。少し長めにループを引き出すか、かぎ針の号数を上げて編むのがポイントです。
モチーフつなぎに最適な「引き抜き編みのうね編み・鎖編み」テクニック
モチーフ同士をつなぐとき、あえて「引き抜き編みのうね編み」を使うと、つなぎ目が平らでしなやかに仕上がります。2枚のモチーフを合わせ、向かい合う目の「外側の1本ずつ(半目ずつ)」だけをかぎ針ですくって引き抜き編みをします。
また、鎖編みをはさみながらモチーフ同士を渡っていく「ネット編みつなぎ」などもあり、インテリア雑貨やショールなど軽やかに仕上げたい作品にはこうしたかぎ針を使ったはぎ方が活躍します。
初心者が迷うポイント・失敗しやすい原因と対策
ここで、初心者の人が「とじ・はぎ」でよく遭遇する失敗とその解決策をまとめました。
編み地が引きつれて縮んでしまう(加減のコントロール)
一番多い失敗が「糸を強く引きすぎて編み地がクシャッと縮んでしまう」ことです。「解けないようにしっかり結ばなきゃ」という意識が強すぎると、糸をギッチリ引っ張ってしまいがちです。
とじ・はぎで使う糸の張り具合は、「編み地と同じくらいの伸縮性を保つ」のが理想です。一目縫うごとに、編み地を左右に優しく引っ張って馴染ませ、余計なつっぱりがないか確認する癖をつけましょう。
目数が合わなくなってしまう原因と対処法
「端から1目ずつ丁寧にはいでいたのに、最後になったら1目だけ余ってしまった!」という現象もよくあります。この原因のほとんどは、途中で同じ目を2回拾ってしまっていたり、端の最初の一目を飛ばしてしまったりしていることです。
編み地の端は、鎖の頭が斜めを向いていてどこが1目目なのか分かりにくい場合があります。作業に入る前に、必ず左右の編み地の目数を数え、等間隔(10目ごとなど)に段数マーカーをセットしておきましょう。
もし数目のズレであれば、途中の目立つ前段階で2目を1回で拾うなどしてこっそり目数を調整することも可能です。マーカーを細かく打っておけば、大きなズレになる前にすぐ気づくことができます。
配色糸や異素材の糸をつなぐ時の注意点
ピンクのモチーフと白いモチーフをつなぐ場合など、色の違う編み地同士をはぎ合わせるときに何色の糸を使うべきか迷うはずです。
基本的には「どちらか一方のモチーフと同じ色の糸」を使います。そして、はぎ方には「すくいはぎ」を選択してください。すくいはぎであれば、表面に縫い糸が出てこないため、どちらの色を使ってもつなぎ目が目立ちません。
あえてまったく違うアクセントカラーの糸を使い、「引き抜きはぎ」でラインのように見せるデザインテクニックもあります。作品のテーマに合わせて使い分けてみてください。
私ならどうする?作品ごとの最適な「とじ・はぎ」の選び方
技法がたくさんあって「結局どれを使えばいいの?」と迷ったときは、私なら次のように判断して使い分けます。
- あみぐるみや立体物:迷わず「絞りとじ」と「巻きはぎ」。しっかりと中の綿を閉じ込め、パーツを頑丈に固定するためです。
- モチーフ編みのブランケット:平らに仕上げたいなら「とじ針での巻きはぎ」、サクサク短時間で仕上げたいなら「かぎ針での引き抜きはぎ」。
- ニット服や着るもの:ゴワつきを防いで見た目を美しくしたいため、肩や脇は「すくいはぎ」一択です。
- ポーチやバッグの底:底部分は重みがかかる場所なので、頑丈な「引き抜きはぎ」を選びます。
作品に求められる「強度」「見た目の美しさ」「柔軟性」のどれを優先するかによって選ぶのが、一番失敗しない考え方です。
かぎ針編みのとじ方・はぎ方をマスターしてきれいな作品を作ろう
今回は、かぎ針編みの「とじ方」と「はぎ方」の基本について詳しく解説しました。
とじ・はぎは、最初は少し面倒に感じる工程かもしれません。ですが、この最後の仕上げを丁寧に行うかどうかで、完成した作品の美しさと愛着は比べものにならないほど変わります。
「絞りとじ」「巻きはぎ」「すくいはぎ」「引き抜きはぎ」の4つを覚えておけば、世の中のほとんどのかぎ針編み作品に対応できます。まずは小さなコースターやモチーフ繋ぎから試してみて、手先の感覚を掴んでいってくださいね!
自分の手で丁寧に編み上げた作品がキレイに組み上がったときの達成感は格別です。楽しみながらいろいろな作品作りにチャレンジしていきましょう!
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ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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