マクラメの基本的な結び方と種類!初心者でも綺麗に編める定番テクニックと作品づくりの基礎知識
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
道具をほとんど使わず、自分の手だけで紐を結び合わせて素敵なアイテムを作り出す「マクラメ」。ナチュラルで温かみのあるインテリア雑貨やアクセサリーが作れるクラフトとして、とても人気があります。
「マクラメを始めてみたいけれど、編み図や結び方が複雑そうで難しそう……」と感じている人もいるのではないでしょうか。しかし、マクラメの構造は驚くほどシンプルです。実は、基本となる数種類の「結び方」さえ覚えてしまえば、それらを組み合わせるだけでタペストリーやプラントハンガー、バッグなど、さまざまな作品を作ることができます。
今回は、マクラメをこれから始める初心者の方向けに、絶対に押さえておきたい基本的な結び方の種類と具体的な手順、きれいに仕上げるコツを詳しく解説します。失敗しやすいポイントや結び目の整え方も具体的にお伝えしますので、ぜひ最後までチェックして作品づくりに役立ててください!
マクラメとは?手だけで美しい形を生み出す結びの魅力
マクラメ(Macramé)とは、針や織り機などの特別な道具を使わず、紐(コード)を手で結びながら模様や形を作っていく伝統的な手芸技法です。語源はアラビア語の「ムクラム(格子編み・フリンジ)」に由来すると言われており、古くから世界各地で生活用品や装飾品として親しまれてきました。
マクラメの一番の魅力は、材料と手さえあればどこでも手軽に始められる点です。かぎ針編みや棒針編みのように「編み針を落として目がほどけてしまう」というトラブルが少なく、結び目の構造さえ理解すれば初心者でも美しい模様を作り出せます。
一本一本の紐が結び目となり、それが連続することで面や立体へと変化していくプロセスは、一度体験すると夢中になる楽しさがあります。
結び作業をスムーズにするための基本用語
マクラメの結び方を解説する前に、必ず覚えておきたい重要用語が2つあります。それが「軸紐(じくひも)」と「巻き紐(まきひも)」です。この2つの役割を理解することが、マクラメ上達の第一歩です。
【軸紐(軸コード)】 結び目の土台(芯)となる紐です。基本的に軸紐自体は動かさず、ピーンと張った状態を保ちます。結び目の中心を通るため、仕上がり時に表へ出る割合は少なくなります。
【巻き紐(作業コード)】 軸紐に巻き付けたり、巻き込んで結び目を作ったりする紐です。実際に手で動かす紐であり、結び目を形成するため、軸紐よりもはるかに長い長さが必要になります。
マクラメで失敗する原因の多くは、「いま動かしている紐が軸紐なのか、巻き紐なのか分からなくなること」にあります。結ぶときは、常に「どれが芯で、どれを巻き付けているか」を意識してください。
絶対にマスターしたい!マクラメの基本結び方7選
マクラメには数多くの結び方が存在しますが、最初に覚えるべき基本的な結び方は以下の7つです。これらさえ習得すれば、世の中のマクラメ作品の8割以上を作ることができます。
1. コードを土台に取り付ける「ラークスヘッドノット(取付結び)」
木棒(流木)やリングなどの土台に、折り返したコードを取り付ける最も基本的な結び方です。
- 1. コードを半分に折り、輪を作ります。
- 2. 輪を棒やリングの後ろから手前(または前から後ろ)に重ねます。
- 3. 輪の中に、垂れ下がっている2本のコード端を通して下に引き締めます。
輪を前から重ねて後ろから通すと「表側のラークスヘッドノット(横ラインが出る)」になり、後ろから重ねて前から通すと「裏側のラークスヘッドノット(反対ラークスヘッドノット)」になります。作品のデザインに合わせて向きを統一するのがきれいに見せるコツです。
2. マクラメの代表格「平結び(スクエアノット)」
マクラメ作品で最も多用される、平らでしっかりとした結び目を作る技法です。基本的に4本のコードを使って結びます(中央の2本が軸紐、両端の2本が巻き紐)。
- 1. 左端のコードを、中央2本の軸紐の上に重ねて数字の「4」の形を作ります。
- 2. 右端のコードを、上に重ねた左コードの上に重ねます。
- 3. 右コードを中央軸紐の裏を通し、左側にできた「4」の輪の中から手前へと引き出します。
- 4. 左右のコードを均等に引っ張り、上へ引き締めます(これで半結び)。
- 5. 今度は逆の手順です。右端のコードを軸紐の上に重ねて逆「4」の形を作ります。
- 6. 左端コードを右コードの上に重ね、軸紐の裏を通して右側の輪から引き出し、引き締めます。
「左からスタート」と「右からスタート」を各1回行うことで、完成された1つの「平結び」になります。交互に繰り返すことで、平らで美しいラインが伸びていきます。
3. 美しい螺旋を描く「ねじり結び(スパイラルノット)」
プラントハンガーの持ち手などでよく見かける、クルクルと螺旋状にねじれた立体的な結び目です。
結び方は平結びとほぼ同じですが、決定的な違いがあります。それは、「常に同じ側から結び始めること」です。
例えば、最初から最後までずっと「左端のコードを上に重ねる半結び」だけを繰り返します。すると、結び目が自然に右方向へと歪み、綺麗にくるくると回転し始めます。ねじれてきたら無理に真っ直ぐ戻そうとせず、回転に合わせて持ち手を変えて結び進めていくのがポイントです。
4. 直線や曲線のラインを作る「斜め巻結び・横巻結び(ダブルハーフヒッチ)」
マクラメで模様を描くために欠かせない、最も重要で表現力の高い結び方です。軸紐1本に対し、隣り合う巻き紐を2回ずつ巻き付けていきます。
- 1. 軸紐となるコードを指で持ち、進めたい方向(斜めや横)へピンと張ります。
- 2. 巻き紐を軸紐の上に重ね、ぐるっと裏から通して輪の中から引き出します(1回目の巻き)。
- 3. 同じ巻き紐を、もう一度軸紐に重ねて裏から通し、引き締めます(2回目の巻き)。
必ず「1本の巻き紐につき2回巻きつける」のが絶対ルールです。軸紐を傾ける角度によって、斜めのライン(斜め巻結び)を作ったり、水平なライン(横巻結び)を作ったりできます。軸紐を途中で曲げれば、波型やダイヤモンド柄など自由自在に模様を表現できます。
5. 紐の束をすっきりまとめる「まとめ結び(ギャザリングノット)」
タペストリーの端処理や、プラントハンガーの底部など、複数のコードをキュッとひとまとめにして固定する結び方です。
- 1. 束ねたコードの横に、別の新しいコード(約30〜50cm)を用意します。
- 2. 新しいコードの一端を上に向け、下方向に長いU字型の輪を作ります。
- 3. コードの長い方を使い、束とU字型の輪を一緒に上から下へぐるぐると硬く巻き付けていきます。
- 4. 数回巻き付けたら、コードの端を下のU字型の輪の中に通します。
- 5. 上に出ているコード端を強い力で引っ張ると、下の輪が巻き付けたコードの内部へと引き込まれます。
- 6. 結び目が巻いたコードの中央あたりに隠れたら、上下の余ったコードをギリギリでカットします。
結び目が外から一切見えなくなるため、非常に美しくプロっぽい仕上がりになります。
6. 連続模様や縁取りを作る「タッチング結び」
軸紐に対して、巻き紐を「表から1回、裏から1回」と交互に巻き付ける結び方です。ラークスヘッドノットを縦方向に連続して作っていくイメージになります。
左右にコブができるため、チェーンのようなラインを作ることができます。コースターの外周のフチ取りや、タペストリーのアクセントラインとして活躍します。
7. 繊細な格子柄を作る「七宝結び(ネット編み・交差平結び)」
新しい結び方の名前ではなく、「平結び」を交互に配置して網目模様を作る応用技法です。
1段目に並べて作った平結びの中から、隣り合う平結びのコードを2本ずつ取り出し、少し間隔をあけた2段目で新たに平結びを作ります。これを繰り返すことで、美しい菱形の網目(ネット構造)が完成します。バッグやプラントハンガーの袋部分を作るときに必須の技法です。
マクラメ初心者が失敗しやすいポイントと綺麗に結ぶテクニック
結び順は理解できても、「なぜか作品がガタガタになる」「形が歪んでしまう」という悩みを抱える初心者は少なくありません。ここでは、綺麗に仕上げるための具体的な改善テクニックを解説します。
力の加減(テンション)が均一にならない
結び目を引っ張る力が毎回バラバラだと、結び目の大きさが不揃いになり、全体が歪んでしまいます。
解決策は、「ギュッと限界まで強く締めすぎないこと」です。マクラメのコードはある程度ふっくら仕上げた方が美しく見えます。毎回、結び目が軸紐の狙った位置に「トントン」と優しく収まる程度の一定の力加減を意識してください。
軸紐と巻き紐が途中で入れ替わってしまう
特に「巻結び(ダブルハーフヒッチ)」で多い失敗が、軸紐の張りが緩んでしまい、巻き紐側に軸紐が巻き付いてしまう現象です。これが発生すると、ラインが綺麗に出ず結び目がぐちゃぐちゃになります。
巻結びを行なう際は、軸紐を持っている手の手首を固定し、軸紐を絶対に動かさないように反対側にピーンと強く張り続けてください。動かすのは常に巻き紐側だけです。
結び目の向きや左右の交差を間違える
平結びを連続して行なう際、前回どちらの手前からコードを重ねたか分からなくなり、平結びにするつもりが「ねじり結び」になってしまうことがあります。
見分け方は簡単です。途中まで編んだ平結びの結び目を観察してください。側面に「縦方向のコードの筋(縦ループ)」ができている側があります。次に編み始めるときは、必ずこの縦ループがある側のコードを上に重ねて「4」の字を作ります。これさえ覚えておけば、途中で作業を中断しても間違えることはありません。
私ならこうする!失敗を防ぐ作業の工夫とコツ
私がマクラメ作品を作る際、必ず実践している工夫があります。それは「作業環境の固定」です。
マクラメは、コードが途中でブラブラ動くとテンションが狂いやすくなります。タペストリーを作るならS字フックでハンガーラック等に高さを合わせて吊るし、コースターやアクセサリーなどの小型作品を作るなら、マクラメボード(または厚手のコルクボード)にTピンで軸紐をがっちり固定して作業します。
土台と軸紐がしっかり固定されているだけで、手元に集中できるようになり、結び目の揃い具合が劇的にきれいになります!
結び方の組み合わせで作れる人気作品の種類
マクラメの基本結びを習得すると、どのような作品が作れるようになるのでしょうか。代表的な作品の種類を紹介します。
インテリア雑貨(タペストリー・プラントハンガー)
初心者が最初に挑戦するのに最もおすすめなのが、マクラメタペストリーとプラントハンガーです。
流木や木棒にラークスヘッドノットでコードを取り付け、平結びや斜め巻結びを組み合わせて模様を作っていきます。多少結び目が不揃いでも、ナチュラルな風合いとしておしゃれに見えるため、達成感を得やすい作品です。
ファッション小物(バッグ・ポーチ・コースター)
七宝結び(ネット編み)を活用すると、涼しげなマクラメバッグや巾着ポーチが作れます。
また、数本のコードに平結びや巻結びを敷き詰めて方形を作り、端をほぐしてフリンジにすれば、カフェ風のかわいいコースターがあっという間に完成します。短時間で作れるため、結び方の練習に最適です。
アクセサリー(キーホルダー・ブレスレット)
細いマクラメコードやワックスコード(蝋引き糸)を使用すれば、繊細なブレスレットやスマホストラップ、キーホルダーが作れます。
天然石やビーズを軸紐に通しながら巻結びや平結びで包み込むテクニックを使えば、ショップで売っているような本格的な天然石アクセサリーを作ることも可能です。
結びやすさと仕上がりを左右するコード(紐)の種類と選び方
マクラメの仕上がりは、使用する「コード(紐)の種類」によって大きく変わります。結びやすさや表現したいデザインに合わせて適切なコードを選びましょう。
1. コットンコード(綿紐)
マクラメで最も定番の素材です。肌触りが柔らかく、結び目が滑りにくいため初心者にとって最も扱いやすい特徴を持っています。撚り(より)方の違いによって以下の種類に分かれます。
- シングルストランド(1本撚り):一本の束をゆるく撚合わせた紐。仕上げにコームで解くと、非常に柔らかく美しいフリンジができる。
- 3本撚り(ロープ状):3つの束を固く捻り合わせたロープタイプ。耐久性が高く、結び目がくっきり際立つ。
- 編みコード(編み構造):紐自体が編まれて作られているタイプ。解けにくくフリンジには不向きだが、伸縮性がなく形が崩れにくい。
2. ワックスコード(蝋引きポリエステル糸)
ポリエステル糸の表面に蝋(ワックス)が塗られた細いコードです。ベタつきが少しありますが、結び目がしっかりと固定され、緩みにくいのが魅力です。
焼き留め(火で炙って溶かし固定すること)ができるため、水に強いアクセサリーを作る際に多用されます。
初心者が最初に買うべきコードはどれ?
初心者の方が最初に購入するなら、「3mm〜4mm幅のコットンコード(3本撚り)」を絶対におすすめします!
太さが3mm程度あると手元で結び目の構造がはっきりと見え、間違えた時も簡単にほどいてやり直すことができます。細すぎるコードは構造が分かりづらく、作業効率が下がってしまうため、まずは編みやすい中太のコットンコードからスタートしてください。
まとめ:基本の結び方を覚えてマクラメの表現を広げよう
マクラメは、一見すると複雑で難しそうに思えますが、実は「平結び」や「巻結び」といった基本の結び方の積み重ねで作られています。
最初はコードの扱いに慣れなくても、1つひとつの結び目を丁寧に締め、軸紐と巻き紐の役割を意識して動かすことで、誰でも必ず美しい幾何学模様を描けるようになります。
まずは小さめのコースターやシンプルなキーホルダーなど、短い時間で完成できる作品からチャレンジしてみるのがおすすめです。自分の手が魔法のように一本の紐を美しい立体に変えていく喜びを、ぜひ味わってみてくださいね!
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ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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