マクラメバッグの紐の選び方!素材や太さの違いと失敗しない素材選びのコツ
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
結び目を重ねて美しい幾何学模様を生み出すマクラメ。タペストリーやプラントハンガーなどのインテリア雑貨も人気ですが、自分好みのデザインで作るマクラメバッグは日常使いもできて完成したときの喜びも格別です。
しかし、いざ「バッグを作ろう!」と手芸店やネットショップを見ても、コットンのロープ、カラーコード、ジュートなど、並んでいる紐の種類が多すぎてどれを選べばいいか分からないというお悩みを本当によく耳にします。
実は、マクラメバッグの仕上がりや使い心地、そして制作中の編みやすさは、どんな紐を選ぶかでほぼ決まります。紐選びを間違えると、「荷物を入れたら底が地面につきそうなほど伸びてしまった」「バッグ自体が重すぎて持ち歩けない」という失敗につながってしまいます。
この記事では、マクラメバッグに最適な紐の素材、構造(撚り方)、太さの選び方から、初心者がやりがちな失敗対策、目的別の具体的なおすすめまで分かりやすく解説します。自分にぴったりの紐を見つけて、お気に入りのバッグ作りの第一歩を踏み出しましょう!
- マクラメバッグ作りは「紐選び」で使いやすさが決まる
- マクラメバッグに使う主な紐の素材と特徴
- コットン(綿):最も定番で扱いやすく肌あたりが良い
- リネン(麻)・ジュート(黄麻):夏らしく丈夫だが硬さに注意
- ポリエステル・アクリル(化学繊維):軽量で水や汚れに強い
- 主な素材の比較まとめ
- 紐の「構造(撚り方)」による違いとバッグへの向き・不向き
- 1本撚り(シングルツイスト):フリンジには良いがバッグ本体には不向き
- 3本撚り(スリーストランド/ロープ):強度が高くバッグ作りの王道
- 組紐(ブレイデッドコード):伸びにくく毛羽立ちゼロで実用性抜群
- マクラメバッグに最適な「太さ(mm)」の選び方
- 2mm〜3mm:繊細な模様編みや軽さ重視の小ぶりバッグに
- 3mm〜4mm:初心者にとって一番バランスが良い万能サイズ
- 5mm以上:編み進みは早いが重さと持ち手の太さに注意
- 初心者がマクラメバッグの紐選びで陥る3大失敗と対策
- 失敗1:完成したら重すぎて日常使いできない
- 失敗2:荷物を入れたらバッグが縦にだらしなく伸びる
- 失敗3:作業中に紐の端がほつれてボサボサになる
- 失敗しない紐の必要量の計算方法
- 仕上がり寸法の「4倍〜6倍」が基本の目安
- 私ならこう選ぶ!作りたいバッグ別のおすすめの紐
- 初めて作る普段使いのマルシェバッグなら
- お出かけ用の軽いスマホサコッシュなら
- 夏に使いたい涼しげなメッシュバッグなら
- マクラメバッグの紐選びのまとめ
マクラメバッグ作りは「紐選び」で使いやすさが決まる
壁に掛けて鑑賞するタペストリーと違い、マクラメバッグは「中に物を入れて持ち運ぶ」という明確な実用性を持っています。そのため、見た目の可愛さや色合いだけで紐を選んでしまうと、完成後に後悔することになります。
バッグ用の紐を選ぶときは、タペストリー用の紐選びとはまったく異なる視点が必要です。具体的には、次の3つのポイントを必ず意識して選ぶ必要があります。
- バッグ自体の軽さ(長時間持っても疲れないか)
- 紐の伸びにくさ(荷物の重みで型崩れしないか)
- 結び目の耐久性と摩擦への強さ(日常使いでほつれないか)
マクラメバッグは紐を何十本、何百本と消費します。完成した作品の総重量は、使った紐の重さに直結します。どんなに模様が美しく編めても、バッグだけで1kg近くあるような重い仕上がりになっては、普段のお出かけで使わなくなってしまいます。
実用性と美しさを両立させるためには、「素材」「構造」「太さ」の3つの要素を理解して、自分が作りたいバッグのデザインに合わせて選ぶことが何よりも大切です。
マクラメバッグに使う主な紐の素材と特徴
マクラメコードには様々な繊維素材が使われています。それぞれの素材に明確なメリットとデメリットがありますので、作りたい作品の雰囲気や用途に合わせて選びましょう。
コットン(綿):最も定番で扱いやすく肌あたりが良い
マクラメで最も一般的に使われているのがコットンコードです。初心者の方が最初にバッグを作る場合、特別な理由がなければコットンコードを選ぶのが最も確実です。
コットンは手触りが柔らかく、結ぶときに指先が痛くなりにくいという大きな特徴があります。結び目がしっかり締まりやすいため、編み目が揃いやすく、初心者でも綺麗な仕上がりになります。
ナチュラルな生成り(アイボリー)からくすみカラー、ビビッドな色までカラーバリエーションが非常に豊富です。ただし、コットンは繊維自体の重量があるため、太い紐でびっしり編むとバッグ全体がやや重くなりやすい点と、水濡れに弱い点には注意が必要です。
リネン(麻)・ジュート(黄麻):夏らしく丈夫だが硬さに注意
春夏向けのサマーバッグやかご風のネットバッグを作りたいときに大人気なのが、リネンやジュートといった麻素材の紐です。ざっくりとした風合いとナチュラルな質感は麻ならではの魅力です。
麻素材は植物繊維の中でも非常に引っ張り強度が高く、荷物を入れても伸びにくいというバッグにとって理想的な性質を持っています。型崩れしにくく、通気性も抜群です。
一方で、繊維が硬いため、編んでいる最中に指が擦れて痛くなりやすいデメリットがあります。また、ジュートは編んでいる最中に細かい繊維の粉が落ちたり、特有の青臭い匂いがあったりします。滑らかなリネン糸を選ぶか、編むときに指サックなどを使って手を保護することをおすすめします。
ポリエステル・アクリル(化学繊維):軽量で水や汚れに強い
最近人気が急上昇しているのが、ポリエステルやナイロン、アクリルなどの合成繊維で作られたコードです。パラコードやワックスコード、アウトドア向けのコードなどがこれに該当します。
化学繊維の最大の強みは「圧倒的な軽さ」と「耐久性・撥水性」です。雨の日の外出や海辺などのアウトドア用バッグ、サコッシュなどに最適です。汚れてもサッと拭き取れたり手洗いできたりとお手入れも非常に楽です。
注意点としては、繊維表面がツルツルと滑りやすいため、結び目を強く引き締めておかないと使っているうちに緩んでしまう点です。結び終わりは接着剤で留めたり、端をライターで炙って熱処理(ヒートシール)したりする工夫が必要です。
主な素材の比較まとめ
| 素材 | 編みやすさ | 強度・伸びにくさ | 軽さ | おすすめのバッグ |
|---|---|---|---|---|
| コットン | ◎(滑りにくく締めやすい) | ◯(適度な伸縮性) | △(やや重い) | 普段使いのマルシェバッグ、トート |
| リネン・ジュート | △(硬く手が痛くなりやすい) | ◎(ほとんど伸びない) | ◯(普通) | 夏用のネットバッグ、かご風バッグ |
| 合成繊維(ポリエステル等) | ◯(滑りやすく緩みやすい) | ◎(非常に丈夫) | ◎(とても軽い) | サコッシュ、アウトドア用バッグ |
紐の「構造(撚り方)」による違いとバッグへの向き・不向き
マクラメの紐選びで初心者が最も見落としがちなのが、紐の「構造(撚り方・編み方)」です。同じ太さのコットンコードであっても、構造が違うと全く別の紐になります。
マクラメコードの構造は、大きく分けて「1本撚り(シングルツイスト)」「3本撚り(スリーストランド)」「組紐(ブレイデッドコード)」の3種類があります。それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。
1本撚り(シングルツイスト):フリンジには良いがバッグ本体には不向き
1本撚りは、たくさんの極細い繊維を1本の束にして軽く撚り合わせた構造です。手触りが非常に柔らかく、コームやブラシで梳かすと簡単にふわふわのフリンジを作ることができます。
タペストリーやフェザーモチーフを作る際には大活躍しますが、バッグの本体に使うのはおすすめしません。なぜなら、摩擦に弱く、物を出し入れしているうちに繊維が毛羽立ったり毛玉になったりしやすいからです。
さらに、編んでいる最中に撚りが解けやすく、均一な結び目を維持するのが困難です。バッグの装飾としてフリンジを少しあしらう程度にとどめ、バッグ本体の骨組みには使わないのが無難です。
3本撚り(スリーストランド/ロープ):強度が高くバッグ作りの王道
いわゆる「ロープ」と呼ばれる形状で、3つの撚り束をさらに逆方向に撚り合わせた伝統的な構造です。船の係留ロープなどにも使われる構造であるため、引っ張りに対する強度が非常に優れています。
3本撚りはマクラメバッグの制作において最も基本的かつ王道の選択肢です。適度な硬さとコシがあるため、結び目が立体的でくっきりと際立ち、美しい幾何学模様が綺麗に表現できます。
耐久性も高く、荷物を入れても編み地が伸びきってしまう心配が少ないです。端をほぐせばウェーブがかった可愛いフリンジを作ることも可能です。初心者が初めてマクラメバッグに挑戦するなら、まずこの3本撚りを選べば間違いありません。
組紐(ブレイデッドコード):伸びにくく毛羽立ちゼロで実用性抜群
組紐(ブレイデッドコード)は、紐の表面がニットのように編み込まれている構造です。中心に芯が入っているものと、芯のないチューブ状のものがあります。
組紐の最大のメリットは、「撚りが解けない」「毛羽立ちが極めて少ない」「ほとんど伸びない」という点です。編んでいる最中に先端にテープを巻いておく必要がなく、初心者でもストレスフリーで結び進められます。
編み上がりはフラットですっきりとしたモダンな印象になります。端をブラシで梳かしてフリンジにすることはできませんが、デイリーにガシガシ使いたいトートバッグやショルダーバッグには最も向いている構造です。
マクラメバッグに最適な「太さ(mm)」の選び方
素材と構造を決めたら、次に決めるのが「太さ(直径)」です。マクラメコードは1mm前後の細いものから10mm以上の極太ロープまで幅広く販売されていますが、バッグ作りに適しているのは主に2mm〜5mmの範囲です。
2mm〜3mm:繊細な模様編みや軽さ重視の小ぶりバッグに
細めの2mm〜3mmは、結び目が小さくなるため、細かく繊細な模様を表現したいときに適しています。スマートフォンとミニ財布が入る程度のサコッシュや、ネット状に透け感を持たせた小さめのショルダーバッグに最適です。
紐自体の重量が軽いため、仕上がったバッグがとても軽やかになるのが大きなメリットです。ただし、結び目の数が必然的に多くなるため、完成までに時間がかかります。初心者が大きなバッグを2mmで作ろうとすると、途中で挫折しやすいため注意してください。
3mm〜4mm:初心者にとって一番バランスが良い万能サイズ
マクラメバッグ作りにおいて、圧倒的におすすめしたい「ゴールデンサイズ」が3mm〜4mmです。市販のマクラメバッグのレシピ本の多くも、この3mm〜4mmを基準に設計されています。
編み進むスピードと模様の繊細さのバランスが最も良く、バッグとして必要な強度と自立性をしっかりと持たせることができます。重くなりすぎず、日常使いできるトートバッグやマルシェバッグを作るなら、まずは3mmか4mmを選ぶのが正解です。
5mm以上:編み進みは早いが重さと持ち手の太さに注意
5mm以上の太いコードは、1回の結び目が大きく存在感があるため、編み進みが非常に早く短時間で完成します。ざっくりとしたチャンキーな可愛らしさがあり、インテリアバスケットやしっかり自立させたい厚手のバッグに向いています。
ただし、バッグに使う場合は「重さ」に細心の注意を払う必要があります。5mmのコットンロープでA4サイズが入るバッグを編むと、バッグ本体だけで軽く1kgを超える重さになってしまいます。持ち手部分も太くなりすぎて握りにくくなるため、持ち手を別売りのウッドハンドルや合皮レザーにするなどの工夫が必要です。
初心者がマクラメバッグの紐選びで陥る3大失敗と対策
マクラメバッグ作りで初心者がつまずきやすい失敗には明確な共通点があります。あらかじめ失敗のパターンを知っておくことで、無駄な出費や作り直しの手間を確実に防ぐことができます。
失敗1:完成したら重すぎて日常使いできない
一番多い失敗がこの「重さ問題」です。編んでいる最中は机の上や膝の上に乗せて作業するため重さに気づきにくく、完成して肩にかけた瞬間に「重い!」と愕然とするケースが多発します。
対策としては、紐を購入する前にロール全体の「重量」をチェックすることです。多くのコードには「1巻=100m(約300g)」といった記載があります。レシピで使う紐の長さから総重量を計算し、バッグ本体が500g〜600g以内に収まるように設計するのが、ストレスなく使えるバッグに仕上げる鉄則です。
失敗2:荷物を入れたらバッグが縦にだらしなく伸びる
編み上がりは完璧に見えたのに、スマートフォンやポーチを入れた瞬間にバッグがビヨーンと縦に伸びて形が崩れてしまう失敗です。特にネット編みや、伸縮性のある柔らかいコードを使った場合に起こります。
対策は2つあります。1つ目は、伸びにくい「組紐(ブレイデッドコード)」や「3本撚りの硬めのロープ」を選ぶこと。2つ目は、結び目を緩く編みすぎず、1つ1つの結び目を均一な力でキュッと引き締めて編むことです。持ち手部分には芯紐を入れて平結びで強固に固定すると、持ち手の伸びも完全に防ぐことができます。
失敗3:作業中に紐の端がほつれてボサボサになる
マクラメバッグは何メートルもの長い紐を何度も結び目に通して作業します。そのため、編んでいるうちに摩擦で紐の先端がバラバラにほぐれてしまい、結び目を通せなくなってしまうトラブルが頻発します。
この対策はとてもシンプルです。紐をカットしたら、編み始める前に必ず先端にマスキングテープやセロハンテープを細く巻きつけて保護してください。これだけで作業効率が劇的に上がり、ストレスなく快適に編み進めることができます。
失敗しない紐の必要量の計算方法
マクラメバッグを作るとき、「紐が途中で足りなくなったらどうしよう」「逆に余りすぎて無駄になるのが怖い」と不安になります。マクラメの紐の長さには、基本的な計算ルールがあります。
仕上がり寸法の「4倍〜6倍」が基本の目安
一般的に、マクラメの紐の必要量は「作りたい仕上がり寸法の約4倍〜6倍」を基準に計算します。
- シンプルな平結び中心・隙間の多いネット編み:仕上がりの4倍〜4.5倍
- 斜め巻結びなど結び目が密集するデザイン:仕上がりの5倍〜6倍
- フリンジを長めに残すデザイン:上記にフリンジ分の長さをプラス
マクラメバッグは通常、紐を2つ折りにしてバッグの口部分(持ち手や芯となる紐)にセットして編み始めます。そのため、1本あたりのカットする長さは「仕上がり寸法の4〜6倍 × 2」となります。
例えば、深さ25cmの平結びバッグを作る場合、芯紐にかける紐1本あたりの長さは「25cm × 4倍 × 2=200cm(2m)」となります。初心者のうちは手の加減が安定せず緩くなりがちですので、少し余裕を持って「4.5倍〜5倍」で計算しておくのが安全です。
私ならこう選ぶ!作りたいバッグ別のおすすめの紐
素材や構造がたくさんあってまだ迷ってしまうという方のために、目的やデザインに合わせた最適解を整理しました。私自身が作るなら間違いなくこの組み合わせを選びます。
初めて作る普段使いのマルシェバッグなら
「コットン素材の3本撚りロープ(太さ3mmまたは3.5mm)」を選びます。
手触りが優しく、結びやすさと適度なハリのバランスが完璧です。3mm〜3.5mmであれば、長財布やポーチを入れてもバッグ自体が重くなりすぎず、型崩れもしにくいしっかりとしたバッグが完成します。
お出かけ用の軽いスマホサコッシュなら
「ポリエステルまたはコットンの組紐(太さ2mm〜3mm)」を選びます。
肩掛けするサコッシュは、何よりも軽さと擦れへの強さが求められます。組紐は衣服と擦れても毛羽立たず、ショルダーストラップが荷物の重みで伸びる心配もありません。繊細でモダンな雰囲気に仕上がります。
夏に使いたい涼しげなメッシュバッグなら
「ジュート(麻)またはリネンコード(太さ3mm)」を選びます。
網目を大きめにとったネット編みのバッグなら、麻の硬さが逆に活きてシャキッとした涼しげなフォルムを保てます。中に巾着袋(インナーバッグ)を入れて使うことで、中身が引っかかるのも防げますし、季節感を存分に楽しめます。
マクラメバッグの紐選びのまとめ
マクラメバッグの紐選びについて、素材や構造、太さのポイントを解説してきました。紐の特性を理解して選ぶことで、編みやすさも仕上がりのクオリティも劇的に変わります。
- 素材は柔らかく結びやすいコットンが基本、軽さ重視なら合繊、夏らしさなら麻
- 構造は強度が高く編み目が際立つ「3本撚り」か、伸びず毛羽立たない「組紐」が最適
- 太さはバランス抜群の「3mm〜4mm」が初心者に最もおすすめ
- バッグ本体の重さが500g前後に収まるよう、紐の総重量をあらかじめ確認する
- カットする長さは仕上がり寸法の「4倍〜5倍」を目安に余裕を持って計算する
自分自身の手で一目一目結び上げていくマクラメバッグは、完成して持ってお出かけしたときの満足感が本当に格別です。ぜひ、手触りや使いやすさにこだわったお気に入りの紐を選んで、素敵なバッグ作りを楽しんでくださいね!
記事をSNSやラインで友達に紹介していただければ、とても嬉しくはげみになります! ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

■気になることや調べたいことがあればキーワードで検索できます。
例えばレジンについての記事を探したければ「レジン」、道具についてなら「ニッパー」「ヤットコ」というふうに探してみてくださいね。

