マクラメに使う道具と便利な固定方法!美しく結ぶための作業環境づくり
こんにちは、クラフターズのやっしーです!(・∀・)
手先を使って糸を結び合わせていくマクラメは、特別な編み針や大型の機械を使わずに始められるのが大きな魅力です。タペストリーやプラントハンガー、コースター、アクセサリーなど、日常を優しく彩る素敵なアイテムが自分の手で作れるため、ハンドメイド初心者の方にも非常に人気があります。
しかし、いざマクラメに挑戦してみると「結び目がガタガタになって綺麗に揃わない」「紐を引っ張るたびに土台が動いてしまって結びにくい」「長時間編んでいると肩や手が疲れてしまう」といった壁にぶつかる方がとても多くいらっしゃいます。
実は、マクラメの仕上がりを左右する最大の秘訣は、手の動かし方だけではありません。作業を支える「適切な道具選び」と、紐や土台をしっかりホールドする「固定方法」にあります。土台がしっかり固定されているだけで、紐を引く力加減(テンション)が一定になり、結び目の美しさが劇的に変わります。
今回は、マクラメ制作に欠かせない基本の道具から、制作効率をぐんと高める便利グッズ、そして作品の大きさや形に合わせた便利な固定方法まで、余すところなく分かりやすくお伝えします!
マクラメを美しく結ぶための基本道具
マクラメは紐さえあればできると思われがちですが、綺麗で完成度の高い作品に仕上げるためには、揃えておくべき必須道具がいくつか存在します。まずは、制作を始める前に手元に用意しておきたい基本ツールを見ていきましょう。
必須となる基本ツール
快適にマクラメを楽しむために、絶対に欠かせない基本の道具は以下の通りです。
- マクラメコード:作品のベースとなる紐。初心者には太さ3mm〜4mm程度のコットン製シングルツイスト(1本撚り)または3本撚りのロープが扱いやすくて最適です。
- 切れ味の良いクラフトバサミ(裁ちばさみ):太いコットンコードを何度も切断するため、刃先までしっかり切れる布用バサミや手芸用のハサミを用意します。切れ味が悪いと切り口がボサボサになり、仕上がりに影響します。
- メジャー(巻き尺):数メートル単位の長いコードを何本も切り出すため、1.5m〜2m以上の柔軟なメジャーが必須です。定規では長いコードを正確に測れません。
- コーミング用ブラシ(クシ):作品の裾(フリンジ)を綺麗にほぐして整えるために使います。細目のコームや、金属製のペット用スリッカーブラシが非常に役立ちます。
特にハサミの切れ味は制作の快適さを大きく左右します。工作用のハサミだと、3mm以上の厚みがあるコードを切るときに強い力が必要になり、手が痛くなってしまいます。1本だけでもしっかりとした手芸用ハサミを手元に置いておくことを強くおすすめします。
あると制作効率が格段に上がる便利アイテム
基本ツールに加えて、手元にあると作業効率と完成度が飛躍的に向上するアイテムをご紹介します。
- マクラメボード(または厚手のコルクボード):アクセサリーやコースターなど、平面作品を結ぶ際の作業台として使用します。
- Tピン(マクラメピン):コルクボードにコードを刺して留める専用のピンです。頭がT字型になっているため、指で押し込みやすく、引き抜きやすい形状をしています。
- マスキングテープ:コードの切り口を仮止めしてほつれを防いだり、作業台にコードを一時的に貼り付けたりする際に大活躍します。
- 木工用ボンド・布用接着剤:コードの端の処理や、結び目の裏側を補強してほどけにくくするために使用します。
- 仕上げ用スプレー(ヘアスプレーやファブリックのり):フリンジをパリッとまっすぐに保ちたいときに吹きかけて固めます。
なぜ「固定」がマクラメ制作の仕上がりを左右するのか
マクラメを始めたばかりの方からよく聞くお悩みが、「お手本通りに結んでいるはずなのに、なんだか歪んでしまう」「編み目が緩んだり詰まったりして綺麗に見えない」という声です。この原因のほとんどは、技術不足ではなく「固定が甘いこと」にあります。
固定しないことで起きる3大失敗
紐や土台を固定せずに手の中だけで結ぼうとすると、次のような問題が確実に発生します。
1つ目は「テンションのばらつき」です。マクラメの結び目を美しく見せる最大のポイントは、芯となるコードをまっすぐピンと張り、その周りに結び紐を均一な強さで巻きつけることです。土台がグラグラしていると、引っ張るたびに芯コードがたわんでしまい、結び目ごとの大きさがバラバラになってしまいます。
2つ目は「全体の歪みと傾き」です。特に平結びを連続して結ぶ場合や、斜め巻き結び(ダイヤ柄など)を作る場合、起点となる部分が固定されていないと、知らず知らずのうちに編み地全体が右や左に偏って斜めに歪んでいきます。
3つ目は「激しい手の疲労」です。コードが動かないように片手でぎゅっと抑え込みながら、もう片方の手で結ぶという無理な体勢を続けると、指先や手首、肩に余計な力が入り、短時間でひどい疲労を感じてしまいます。
結び目の引き締め(テンション)を一定に保つ仕組み
マクラメの基本は「芯コードをピンと固定し、結び紐を同じ力加減で寄せる」という物理的な動作です。
芯となるコードの両端が作業台や壁にしっかり固定されていれば、両手を完全に結び紐のコントロールだけに集中させることができます。コードをキュッと引き締めたときに、土台がびくとも動かない状態を作ることこそが、既製品のように整った美しい編み目を生み出す一番の近道です。
作品サイズ別!すぐに使えるマクラメの便利な固定方法
ひとくちにマクラメと言っても、手のひらサイズのキーホルダーから、壁一面を飾るような大きなタペストリーまで大きさは様々です。作品の形状や大きさに合わせて最適な固定方法を使い分けることが、快適な制作への第一歩となります。ここからは代表的な5つの固定スタイルをご紹介します。
【小型〜中型作品】コルクボード×Tピン(マクラメピン)
コースター、フェザーチャーム、ブレスレットなど、平面的に編み進める作品に最も適しているのが「コルクボードとTピン」の組み合わせです。
厚みが1cm以上あるしっかりとしたコルクボードを用意し、編み始めのウッドリングや芯コードをTピンでボードに深く突き刺して固定します。Tピンは上から真下に刺すのではなく、引っ張る方向と逆向きに斜め45度の角度で刺すのがポイントです。斜めに刺すことで、手前にコードを強く引いてもピンが抜けにくくなります。
コルクボードの表面に方眼用紙を貼っておくか、あらかじめグリッド線が印刷されているマクラメ専用ボードを使うと、結び目の幅や水平・垂直をひと目で確認できるため、歪みを完璧に防ぐことができます。
【平面・細長作品】クリップボードやバインダーの活用
ストラップやキーホルダー、細身のベルトなど、直線的で細長い作品を結ぶ際には、文房具の「クリップボード(用箋挟)」が非常に便利です。
上部の金属クリップに金具(ナスカンや二重リング)をしっかり挟み込み、そのまま机の上や膝の上で作業します。クリップのバネが強力なものを選ぶと、コードを引っ張っても金具がずり落ちません。もし金具に傷がつくのが心配な場合は、金具とクリップの間に小さなハギレや厚紙を一枚挟むと安心です。
下側の芯コードもクリップボードの下部にダブルクリップなどで挟んでピンと張っておけば、両手が完全に自由になり、驚くほどスピーディーに平結びを編み進めることができます。
【大型・タペストリー】S字フック×ハンガーラックや突っ張り棒
流木や丸棒を使ったタペストリーなど、幅が30cmを超えるような大物作品は、机の上に置いて編むと全体のバランスが見えなくなります。大物は「立った状態、または椅子に座って正面から見られる高さに吊るして固定する」のが鉄則です。
洋服用のハンガーラックや、部屋の隙間に設置した突っ張り棒に「S字フック」を2箇所掛け、そこにタペストリーの棒(または吊り下げ用の紐)を引っ掛けます。
このとき普通のS字フックだと、コードを強く引いた拍子にフックごと揺れたり外れたりすることがあります。そのため、ストッパー付きのS字フックを使うか、フックの先端とラックのパイプを養生テープで仮止めして動かないように固定するのが非常に効果的です。
【机上でサッと作業】マスキングテープ・養生テープでの簡易固定
「専用のボードを出すほどではないけれど、ちょっとしたモチーフを結びたい」という場合には、マスキングテープや養生テープを使った机への直貼り固定が役立ちます。
机の上にコードの端を置き、その上からテープをペタッと貼るだけです。ただし、セロハンテープやクラフトテープを使うと、机の塗装を剥がしてしまったり、粘着剤が残ってコードがベタついたりする恐れがあります。必ず手で剥がしやすいマスキングテープか、手芸用の仮止めテープを使用してください。
粘着力を高めたい場合は、テープを「×(バツ)」の形にクロスさせて貼るか、コードを一度折り返してテープで挟み込むように貼ると、引っ張る力に対してかなり強くなります。
【立体作品・プラントハンガー】ドアノブやフックへの吊り下げ固定
植木鉢を吊るすプラントハンガーのように、360度全方向から均等に結んでいく立体作品は、平面の台に置いて編むことができません。
作品のトップにあるリング部分を、部屋のドアノブ、壁のコート掛けフック、あるいはカーテンレールにS字フックで吊るして作業します。吊るした状態で作業すると、自分が作品の周りを回ったり、作品をくるくると回転させたりしながら編み進められるため、4本や6本の足の長さを完璧に揃えることができます。
立ったままの作業が辛い場合は、椅子の背もたれにS字フックを掛け、座ったときの目線の高さに合わせて吊るすのが私のおすすめのスタイルです。
100均グッズで揃える固定アイテムと注意点
マクラメ専用の道具は手芸店やネット通販で購入できますが、実は身近な100円ショップ(ダイソーやセリアなど)でも優秀な固定グッズをたくさん手に入れることができます。初期費用を抑えてスタートしたい初心者の方に向けて、活用しやすいアイテムをご紹介します。
100均で見つかるおすすめ固定具
100均の文具コーナーやDIYコーナーには、マクラメの固定にそのまま流用できる便利な道具が豊富に揃っています。
- 厚手コルク鍋敷き・コルクボード:文具やキッチンコーナーにあるコルク製品は小型作品の土台に最適です。薄いものはピンが貫通して机を傷つけるため、厚みのあるものを選ぶか2枚重ねて使います。
- ダルマピン・チェス型プッシュピン:Tピンが手に入らない場合、頭が大きいプッシュピンで代用できます。ただし、針が太いとコードの繊維を傷めることがあるため注意が必要です。
- 金属製クリップボード:A4サイズや細長い伝票サイズのクリップボードは、平結びのブレスレット作りに重宝します。
- スチール製S字フック:様々なサイズが揃っており、ラックに引っ掛けてタペストリーを編む際に必須となります。
- 突っ張り棒:机の脚の間や、部屋のちょっとした柱の間に渡すことで、即席のタペストリー制作スタンドが作れます。
100均アイテムを使うときに気をつけるべきポイント
100均グッズは手軽で魅力的ですが、いくつか注意すべきデメリットも存在します。
コルクボードに関しては、密度が低く柔らかすぎる製品の場合、コードを強く引き締めたときにピンがスポッと抜けてしまうトラブルが多発します。手で触ってみて、スカスカしておらず、ぎっしり詰まった硬めのコルクを選ぶのが失敗を防ぐコツです。
また、クリップボードの金属部分にバリ(金属のトゲ)が残っていると、デリケートなコットンコードを挟んだときに繊維が引っかかり、糸が毛羽立ってしまう原因になります。コードを挟む前に、金属の縁を指でなぞって滑らかかどうかを必ず確かめてください。
初心者がつまずきやすい固定の悩みと解決テクニック
固定をしっかり行っているつもりでも、実際に結び始めると細かなトラブルが発生することがあります。ここでは、初心者が直面しやすい具体的なお悩みとその解決テクニックを詳しくまとめました。
結んでいる最中にピンやテープが抜けてしまう場合の対策
「結び目を引き締めるたびに、固定していたピンが浮いて抜けてしまう」という現象は、固定する力よりも引っ張る力が強すぎるか、ピンを刺す方向に問題があります。
まず、ピンは1本だけでなく「2本をクロスさせて刺す(×の形にする)」ようにしてください。2本のピンが交差することで地面への食いつきが何倍にも強くなり、強い力でコードを引いても絶対に抜けなくなります。
また、結び目を引き締めるときに「下に向かって真下に引っ張る」のではなく、「横に広げるように引いてから、結び目を上に押し上げる」という手の動かし方を意識してください。手前に引っ張るベクトルを減らすだけで、固定部分にかかる負担を劇的に減らすことができます。
左右均等に結べないときのガイド線の引き方
特に斜め巻き結びで綺麗なひし形(ダイヤモンド柄)を作りたいとき、目分量だけで結んでいると、どうしても左右の角度がズレてアシンメトリーになってしまいます。
私のおすすめは、「コルクボードの上に方眼紙を敷き、作りたい模様のラインを水性ペンで引いておくこと」です。その線に合わせて芯コードをTピンで数箇所ガイド留めしておき、そのラインに沿わせるように結び紐を巻きつけていきます。
物理的な目印があるだけで、迷いなく同じ角度で結び進めることができるようになり、驚くほど端正で左右対称な美しい幾何学模様が完成します。
私が実際にやっているおすすめの作業環境づくり
私が普段マクラメを制作する際、最も重視しているのは「姿勢が崩れない作業環境」です。
机の上で作業する場合は、コルクボードを水平に置くのではなく、書見台(ブックスタンド)や卓上イーゼルを使ってボードを約30度〜45度手前に傾けて設置しています。ボードを斜めに起こすだけで、背中を丸めて覗き込む必要がなくなり、首や肩への負担が信じられないほど軽くなります。
また、手元に常にゴミ箱とマスキングテープをスタンバイさせておき、カットした余り糸が作業スペースに散らからないように整頓しておくことも大切です。視界がスッキリしていると、結び目の乱れにもすぐに気づくことができます。
まとめ:自分に合った固定方法を見つけてマクラメをもっと楽しもう
マクラメを上手に美しく仕上げるための鍵は、手先の器用さだけではなく「適切な道具選び」と「しっかりとした固定」にあります。
土台を動かないように固定してあげるだけで、芯コードにピンとした安定感が生まれ、結び目をキュッと引き締める感覚が掴みやすくなります。力加減が均一になれば、初心者の方であってもまるでプロが作ったような美しい編み目を揃えることができるようになります。
最初は身近な100均のコルクボードやクリップボード、S字フックなど、手に入りやすい道具から気軽に試してみてください。作品の形や大きさに合わせて固定の工夫を重ねていくうちに、編むスピードも仕上がりの完成度もぐんぐん上がっていきます。
心地よい作業環境を整えて、糸を結ぶ穏やかで楽しいマクラメの時間をぜひ満喫してくださいね!
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ではでは、また次の記事でお会いしましょう!クラフターズのやっしーでした!

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